明川哲也「敗北からの創作」

幻冬舎

2004年刊






 明川さんが、マンハッタンの仏具屋で出会った本、

 "The Long Road Turns To Joy"(喜びへの長い道)

 作者は、ベトナム人僧侶、Thich Nhat Hanh

 その中に、同じくベトナム僧侶、A.J.Musteの言葉が紹介されていました。


There is no way to peace, peace is the way.

(平和に至る道というものはない。平和とは、まさにそのやり方のことなのだ。)


 このフレーズは、様々に言い換えができるのですが、

 どれも意味深です。


There is no way to hatred, hatred is the way.

(憎しみに至る道というものはない。憎しみとは、まさにそのやり方のことなのだ。)



There is no way to happiness, happiness is the way.

(幸福に至る道というものはない。幸福とは、まさにそのやり方のことなのだ。)



There is no way to creatione, creation is the way.

(創作に至る道というものはない。創作とは、まさにそのやり方のことなのだ。)



There is no way to art, art is the way.

(芸術に至る道というものはない。芸術とは、まさにそのやり方のことなのだ。)





<目次>
第1章 黒煙のニューヨーク
(9月11日、引っ越し当日
怯える日本人親子
二機目突入、その瞬間 ほか)
第2章 戦争を作り出す人々
(ブッシュさん、大統領の座から降りて下さい
処刑マニアから大統領へ
神と星条旗の利用のされ方 ほか)
第3章 敗北からの創作
(女子高生を馬鹿にするな
十七万人の自殺者に気付かない政治家たち
日本とドイツは敵国、でも金は払え ほか)
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明川哲也「ゲーテのコトバ」(ゲーテビジネス新書)

幻冬舎

2012年刊




「慰めは、無意味なことばだ。

 絶望し得ないものは生きてはならない。」『ゲーテ格言集』

「泣きながらパンを食べた者にしか

 本当のパンの味はわからない」

≪人生を希望で燃やし続けたゲーテはもちろん、

 絶望の人でもあった。

 おそらくは希望の数だけ絶望している。≫

 


「誠実に君の時間を利用せよ!

 何かを理解しようと思ったら、遠くを探すな」『ゲーテ格言集』


≪いつか勝つために今日を犠牲にしろ、などと言う人もいるが、

 犠牲にしていい一日などあるはずもない。


 ・・アスリートが過酷な練習をもって一日を費やす時、

 それは犠牲にしているのではなく、反復のなかからまたひとつ

 新たなことを学び取っているのだ。

 きちんと一日を活かしている。≫


≪生きるほどにゲーテは、

 遠くを目指すな、

 大なりを語るな、

 小さなことから完遂せよ

 と説くようになった。≫





「原理は常に同一であるが、

 その原理を実行するには一生を要する」『イタリア紀行』

≪今日、それが人生の正体である。

 原理とはこのことだ。

 ひとつひとつがセル(細胞)から草木がなり、

 やがては大木となるように、ゲーテが観察を続けた自然界の森羅万象は、

 すべて小さなものを単位として成り立っている。≫




<目次>
第1章 世界とは、実はあなたなのだ
第2章 人類史そのものという最強の味方
第3章 反復する思春期
第4章 未知という御馳走を食べているか
第5章 作っては壊す、作っては壊す
第6章 悠々として急げ
第7章 千年を生きる

星の降る町

明川哲也「星の降る町」

2008年刊


 主人公は、学校で自分の居場所がない少年・トルリと、

 世間で居場所がない年老いた菓子職人・サジの二人

 自分の居場所がないと感じたとき、人生における大ピンチにおいて、

 人はどうしたらよいのか?

 そんなヒントと勇気をもらえる本でした。 


○大ピンチの時の心得

「・・大ピンチやのに、だーれも助けにきてくれん時。

 むしろな、誰かが助けてくれるような時は、
 そんなんはピンチとちゃうねん。
 
 ほんまもんのピンチの時はな、今のわしらといっしょや。

 孤軍奮闘や、

 食うもんがなくて、まわりがばたばた倒れていく。

 ほんでも援軍きたらずや」

 
「助けてもらおうなんて思ったらあかんぞ。

 そういうやつから倒れていくねん。

 ものが届くんを待っとったやつらは、ものが届かんとわかって、

 みんな死んでしもうた。

 トルリ、ええか、自分で自分を助けるねんで」



ライフハックス心理学

佐々木正悟「ライフハックス心理学 みるみる「やる気」と「時間」を引き出す43の方法」

2007年刊


 心理学・・の観点を取り入れたハック

 言われてみると、なるほど~、と、脳や心の特性を踏まえた合理的なハックでした。

 いちいちの指摘が、面白い・・そして、早速、試してみたくなります。



 たとえば、「脳に、「時間の感覚」はない」・・

 お金やモノを使うように、減っていることがわからないので、

 テレビをみたり、ネットサーフィンをしている間に時間があっというまに過ぎてしまう。
 だからこそ、脳に、時間感覚を持たせるためのタイムマネジメントが必要になる。

 まず、自分の持ち時間から、自由にならない時間を天引きする。

 それを手帳で、スケジュールに書き込み、可視化する。

 そうすることで、残った時間が「自由時間」として有効に使うことができるようになる。
 また、他人に自分の時間を使われてしまうことも
  


 また、目からウロコの指摘だったのが、

 「やる気は「有限」である」ということ・・・そうだったんですか!!!

 「やる気というのは、体内の神経化学物質です。

  物質である以上、有限です。」

 ・・物質の働きを回復するには、

 休息や睡眠をとることが必須となる。

 だから、やる気に満ちた、朝一番に、メール処理やネットサーフィンなどして
 
 「やる気を消耗」してはいけない。




 「人は自分の時間や能力を過大評価しがちである」

 仕事は、取りかかりはじめに余計なエネルギーがかかり、

 また、開始にあたって思い出したり、準備不足なことに気づいて

 追加の準備をする必要が生じます。

 そのため、「計画錯誤」してしまう。

 だから、時間の見積りは多めに取る習慣をつけること。



 極めつけのハックが、これ。

 「人間関係に傷ついたら

  唐辛子を食べる」


 唐辛子のカプサイシンにより

 辛みを痛みを実感し、

 脳内に警戒心を形成させ、

 集中力が増し、

 さらには多幸感まで引き起こす。


 へこみ

 ⇒ 唐辛子

 ⇒ カプサイシン

 ⇒ 警戒感
 
 ⇒ 対人トラブルから注意がそれる

 ⇒ βエンドルフィン

 ⇒ 多幸感


 このあたりは、
 
 明川哲也さんの「メキシコ人はなぜハゲないし、死なないのか」

 のキーワードでした。




<目次>
第1章 スケジュールハックス
手帳には自分との約束を書きこんでいく/迷ったら「手帳」は見た目で選ぶ など

第2章 「先送り」防止ハックス
決断できないときは他人に決めてもらう/「どうしてもやりたいこと」は「朝いちばん」にやる など

第3章 「三日坊主」防止ハックス
新しく習慣づけたいことは「快楽漬け」にする/「簡単にできること」を繰り返す など

第4章 コミュニケーションハックス
「温かい」人と紹介されると好印象になる/嫌われたくない相手の「態度」を真似する など

第5章 ストレス回避ハックス
ストレスの処理は脳に任せておく/混んだエレベーターでは開閉ボタンの前に立つ など

第6章 記憶強化ハックス
暗記したいことは体を動かしながら覚える など



メキシコ人はなぜハゲないし、死なないのか

明川哲也「メキシコ人はなぜハゲないし、死なないのか」

2003年刊




 主人公は、タカハシという、単身NYで暮らす中年料理人。

 人生に疲れ果てて首を吊ったものの、人間の言葉を話すネズミたちに助けられる。



 世界で一番自殺率の低い国、メキシコ

 日本は、メキシコの自殺率の10倍以上


 メキシコ人にはなぜハゲが少ないし、

 また、自分では死なないのか?


 「憂鬱の砂嵐」が、人間界だけでなく、ネズミ界も席巻しはじめたいま、

 それを止めるためには、メキシコの謎・・メキシコにあるといわれる4つの宝

 を探し出さねばならない。

 
 物語は、タカハシが、ネズミたちとともに、探す旅になります。




「前進するための一歩が、生まれてから歩んできた道程より長いこともあるじゃろう。

 足の上に船でも載っているのではないかと思えるほど、

 それぐらい重たい一歩じゃよ」




 メキシコの辿った悲惨な歴史・・それでも生き延びた人々の子孫たち

 最後は、なんともたとえようのない感動でした。

 明川さん、素晴らしいです。




PS1

 
 途中にでてくる料理は、食べてみたい。

 温かく美味しい料理をお腹いっぱい食べながら、

 憂鬱な気分を持続させるのは難しいですね~

 

 

メキシコ人はなぜハゲないし、死なないのか





















PS2

 トマト   リコピン
 トウガラシ
 インゲン豆  ×大豆
 自分を信じる気持 ・・ 不屈の魂



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