本田直之「自由な人生のために20代でやっておくべきこと[キャリア編]」 (幻冬舎文庫)

2012年刊



《生きることの達人は、仕事と遊び、労働と余暇、心と体、教育と娯楽、

 愛と宗教の区別をつけない。

 何をやるにしろ、その道で卓越していることを目指す。

 仕事か遊びかは周りが決めてくれる。

 当人にとっては、常に仕事であり遊びであるのだ。》



 君は、低賃金でも意欲の高い海外の労働力と競えるか?
  
 しかも、海外にいるのは、日本語のわかる外国人だけではなく、

 日本人もいる。国内で日本人に頼むより安く済み、意欲も能力も高いとすれば、

 仕事がそちらにシフトするのは自然の流れ。

 このことを理解しておくように。

 


 不安定かつ流動的な時代に求められるのは、

 「サバイバビリティ」「生きる力」である。


 アメリカ陸軍によるサバイバル行動のセオリー・・・

1.状況を把握する
 
 自分がいま、いかなる状況にあるか、自分に何ができるかを客観的に知る。

2.自分の責任で現在地を把握する
 
 自分がどこにいるかを知る。

 敵地に取り残されたとき、他人に道を尋ねてはいけない。

 自分の目でコンパスを見て、自分の判断で方位を確認すること。

3.恐怖心に打ち克つ

 パニックになると、思考停止になり、本来の能力を発揮できず、助かる命も助からなくなる。

 ネガティブな心理状況を、訓練でコントロールできるようになる。

 ストレス・マネジメントこそ必要。

4.工夫して間に合わせる

 限られた状況で、どうすればできるか?

 を、考える癖をつける。

5.郷に入っては郷に従う

 アクト・ライク・ローカル

 見知らぬ土地に漂着したときは、現地の人のようにふるまう




 これからの働き方・・

 「雇われ型」から、「スキル提供型」へ変わること。

そのためには、

「自分がしているのは、時給型の仕事か? クリエイティブ給型の仕事か?」

を、自問自答する。



 会社に属しながら、セルフコントロール力を高める法・・

1.出社してすぐに仕事を始めない

 目の前の業務から手を付ける人は、仕事に流され、他人のスケジュールにコントロールされている人。

 一日の自分のスケジュールを見通し、「今日はこれをやろう」と決めてから仕事を始めるようになる。


2.会社の文句を言わない

 この世には、100%理想の上司も会社もない。

 上司や会社の愚痴をいう人は、結局は他人にコントロールされている。

 会社批判とは、かたちを変えた会社依存である。

3.年収が上がっても、生活レベルは上げない



4.3つの思考停止ワードを禁句にする。

・~が悪い

・~だからできない

・忙しい

5.ポジションではなく、ポータブル・スキルを高める。

 ポジションは、しょせん借り物にすぎない。

 会社の看板を外し、自分一人で勝負して成果を上げる武器を持っているか。

 常にそのような意識をもって武器を持ち、磨いていくことで、

 コーポレート・スキルは、ポータブル・スキルへと進化する。





<目次>
第0章 「安定」から「自由」へ―一〇〇年に一度の変化を人生最大のチャンスに
第1章 個人サバイバルの時代―大きなうねりに目を向ける
第2章 決め手はサバイバビリティ―シングル思考からマルチ思考へ
第3章 会社で働き、キャリアを磨く―コーポレート・キャリアの法則
第4章 一生通用するキャリアを築く―パーソナル・キャリアの法則
第5章 自由に生きるためのトレーニング―思考・行動・仕組みを鍛えなおす
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【楽天ブックスならいつでも送料無料】リーディング3.0 [ 本田直之 ]
本田直之「リーディング3.0 ―少ない労力で大きな成果をあげるクラウド時代の読書術」

東洋経済新報社

2011年刊



 いま、読書の世界における、かつてないほどのパラダイムシフトが起こっている。

 それに対応した読書術は、

 レバレッジ・リーディングから、リーディング3.0へ進化している。


 リーディング1.0とは、単に「本を読む」こと。インプット主体。

 リーディング2.0とは、速読法や多読術、レバレッジ・リーディングなど。

 「本を読む」という行為を効率的にし、さらに読書で得た情報を活用する。
 
 インプットとアウトプットがセットになっており、アクティブな自己投資へ進化した。


 リーディング3.0では、「インプット、ストック、サーチ、シェア、フィードバック」

 という5つのステップで構成されている。

 最新のテクノロジーを用いて、さらなるレバレッジをかけている。

 リーディング2.0と比べて、読書でインプットした情報を、

 クラウドサービスを使うことで、ストック、シェアすることで「情報力」を上げる。

 さらに、友人・知人から紹介された本を、その場でキンドルでダウンロードし、

 「即時」に、勧めてくれた相手とともに意見を交わす「ソーシャル・リーディング」が実現できる。

 
 
 レバレッジ・リーディングのポイント・・

1.読書は投資である

2.速読ではなく多読

3.本のスクリーニングにこそ力を入れよ

4.ビジネス書の読み方を変えよ

5.レバレッジ・メモを作ってアウトプットせよ

6.読んだら本を捨てて、エッセンスを最大限に活用せよ



 リーディング3.0の5つのステップ・・

1.良いものを効率的にインプットする

2.ストックと整理を同時に行う

3.サーチの発達で整理が不要になる

4.シェアで多くの人とつながる

5.フィードバックで自分の情報に磨きをかける


 リーディング3.0時代に必要な6つの能力・・

1.クラウド力で場所の制約を取り扱う

2.モバイル力がつけばクラウド力が拡大する

3.サーチ力をエバーノートで加速させる
 
4.ソーシャル力で効率的にコントリビューションする

5.英語読解力なしではサバイバルできない

6.スクリーニング力なしでは、5つの能力は機能しない



 キンドルの本当の革命は、

 自分が読んでいる本のどこに何人が線を引いているか、人数がでてくる

 「ポピュラー・ハイライツ」にある。






<目次>
Chapter 1 リーディング3.0時代の到来
Chapter 2 リーディング3.0の基本
Chapter 3 リーディング3.0に必要な6つの能力
Chapter 4 スマートフォンが読書を進化させる
Chapter 5 紙メディア・電子メディアの活用法
Chapter 6 読書からソーシャル・リーディングへ

【楽天ブックスならいつでも送料無料】ホウレンソウはいらない! [ 本田直之 ]
本田直之「ホウレンソウはいらない!―ガラパゴス上司にならないための10の法則」

日本経済新聞出版社

2011年刊


 本田さんの問題意識・・30代になり、できる担当者が、マネージャになった途端、
 
 壁にぶち当たる。自分一人で仕事をしていたときは上手くいっていたのに、

 チームとしての成果が出せなくなる。

 2000年くらいまでのマネージャは、悩みながらも仕事をしてきた。

 しかし、今はそのやり方が通用しなくなっている。

 それは、今までのマネージャの仕事術が時代遅れになってきたから、といいます。

 
 その理由は、

 社会や経済など外部環境が大きく変わり、また、会社・組織そのものが変わってきたこと。

 そして、「若手社員の意識の変化」と「ITの進化」がある。

 バブル期を過ごしたマネージャと、不景気の社会で生きてきた世代では、根本的な考え方が違い、

 さらに、IT環境がなかった世代と「デジタルネイティブ」とのギャップにある。

 つまり、双方が見ている・見えている世界が異なっている。

 そのことを前提にないマネジメントは通用しない。


 ・・「肉食系」上司のやり方を真似しても、「草食系」部下には通用しない。



 どちらが合わせるべきか。


 10年経ったら、「草食」系の部下たちの思考と行動に、実は合理的な理由があったことがわかる。

 だから、「肉食系」上司が、変化しなければならない。仕事のやり方を変える。


 たとえば、

 仕事全体の中に、クリエイティブな仕事と非クリエイティブな仕事がある場合、

 その比率が、2対8だったとする。

 にもかかわらず、各々が生み出す成果は、9対1であることが多い。

 そうであるならば、できるだけ非クリエイティブな仕事=ルーチンワーク、雑務、作業を

 減らすこと。パターン化、システム化することで効率化するしくみ作りがマネージャの仕事となる。


 また、過去のことに多くが費やされているミーティングはムダなので、見直す。

 ミーティングの本来の目的は、何かを創り出すため、意思決定をするため、

 つまり、未来をつくっていくために議論をする場である。


≪1.過去のことをできるだけやらないようにする

 2.仕事を分析して体系化させ、みんなに基本的な武器、ナレッジをもたせることによって

   平均レベルを上げて、そこからスタートする

 3.ホウレンソウのフレーム化

 4.スマートミーティング

 5.クラウド化≫

ことが、マネージャに求められている。

 それがない、「ホウレンソウ」は意味がない。

 「システム化のための時間を投資する」ことで、ルーチンワークから解放されること。




 次に、これからのマネージャに特に必要とされるのは、

 若い部下たちとのコミュニケーション能力だ、といいます。

≪メンバーにやるべきことを依頼するとき、明確化したり明文化したりする能力

 のことで、要するにロジカルに明快に伝えられる力です。≫  
 
 
 オフショア開発や遠隔地開発をしていると、各々の人が持っている背景知識や前提が

異なるので、丁寧に説明・確認していく必要があります。

 それをチーム内でもやっていく、ということなのだと思います。

 これまで日本の組織の多くでは、コミュニケーション負荷が極めて低い状態でしたら、

そうでなくなったと自覚して対策をとる必要があります。


 究極には、 
 
≪若手部下は「外国人」と思え≫ 

 と、アドバイスされています。


 海外では、暗黙知的な仕事のさせ方、マネジメントの仕方は通用しない。

 文化の違いを認め、こちらのやり方を変化させて対応すること必要であり、
 
 これからは日本でもやらなければいけない。



「草食系」と呼ばれる部下の特徴・・

・知識先行型で失敗を恐れる

・基本的に指示待ち

・こまかく具体的に言われないとわからない

・ワーク・ライフ・バランスを重視する

・小さいことからITツールに親しんでいて詳しい


 「最近の若い社員というのは勉強もできるし、非常に頭がいい」

 しかし、実際に仕事をやらせると、あまりに頭がよすぎて、アクションが遅くなりがち。

 それは、「知識だけあって経験がないからアクションできない」ということを理解して、

フォローする。




<目次>
1 ガラパゴスマネージャーになるな!
(コミュニケーションギャップ
ITの進化)
2 変化の時代―マネージャーのサバイバル・スキル
(非クリエイティブ仕事術
コミュニケーション術
IT活用術)
3 フレームワーク仕事術への進化
4 フレームワーク仕事術のメリット
(チームマネジメント力がアップする
進捗管理(フレームワーク化)が簡単になる
ノウハウ蓄積が容易にできる
効率化が進む)
5 クラウドでフレームワークを実践する
(クレーム処理
商談進捗管理
契約書管理
チームでの制作物作成
イベントのToDoリスト
問題解決データベース)

【楽天ブックスならいつでも送料無料】なぜ、日本人シェフは世界で勝負できたのか [ 本田直之 ]
本田直之「なぜ、日本人シェフは世界で勝負できたのか」

ダイヤモンド社

2014年刊





 意外な事実・・

 2014年の「ミシュランガイド フランス」では、20人の日本人が星を獲得している。

 また、二つ星や三ツ星レストランのスーシェフを務めている日本人も多くいる。

 本書、15人のシェフ・ソムリエへのインタビューしたもの。




 みなさん、修業時代にいかに頑張ったかがポイントの一つです。

 「苦労する準備をしてくること」っていうコメントが印象的です。



「・・一日に80~100人くらいの料理をひとりでつくっていたので、

 睡眠時間は毎日2~3時間、休みの日も料理の仕込みをしないと間に合わないし、

 今までこんなに働いたことがないというくらい働きました。さすがに体力は限界・・」


「パリで修業をしていたときは、朝8時から早くても夜中の2時、

 遅いと4時くらいまでノンストップで働いていました。

 働けるというのがまずうれしかった・・」

 


(フランスには)「まずは、お金を貯めてから来ることですね。

 なぜかといえば、タダでもいいというくらいの思いでやらないと、

 働きたいところで仕事はできないから。

 それから苦労する準備をしてくること。・・」


「フランス語は1年ぐらい勉強していました。お金がないから、NHKのフランス語講座の

 テキストを買って、あとはとにかく書いて覚える。若いときは、いつも6時くらいに起きて、

 そこから出社するまでの2時間くらい、本を読むかフランス語を勉強するって決めていたんです」
 


「料理を学びというよりも、なぜつくったのかという考え方を学ぶ。」






「海外でやっていくのは、自分は日本人だというのを忘れないことが大切です。・・

 自分は国の代表だという自覚を持たないといけないと思います。」




 日本にいる人はすごい人ばかりだから、

 海外に出た方がチャンスが広がる。まさに、「外に出たもん勝ち」である。


 また、日本にいると追いまくられて思考停止に陥ることが多いが、

 日本に比べて、海外では、ゆったりと時間が流れている。

 この自由な時間を活用して、いかに考えることができるかが、

 よりよい仕事をするための源になる。



≪力をつけられるか、使われてしまうか、その分かれ道になるのが

 「自分を持てるかどうか」ということ。≫


 

<目次>
第1章「なぜ海外で今、日本人の評価が高まっているのか」
第2章「15人の日本人シェフとソムリエが語る秘訣とノウハウ」
「選択肢が狭いからこそチャンスがある」
「焦っても、ただやみくもになにかをしない」
「同じ土俵で戦わず、自分の強みで勝負する」
「デメリットをメリットだと考えられるか」
「まわりがやらないからやらないという発想は間違い」
「競争なんかしないほうがいい」
「活躍するために必要なのは『強みとビジョン』」
「考えろ、考えろ、考えろ」
「自主的に動かない人間に棚ボタはない」
「発想を転換すれば、大変が大変でなくなる」
「もっとあるだろう、もっとあるだろうと思う」
「『アク』を持って生きよう、ナチュラルでいよう」
第3章「海外で活躍するために必要な34のスキル」
[思考法] [働き方] [行動法] [働く場所の選び方] [マネジメント法] [日本人の強み]

【楽天ブックスならいつでも送料無料】LESS IS MORE [ 本田直之 ]
本田直之「LESS IS MORE 自由に生きるために、幸せについて考えてみた。」

ダイヤモンド社

2012年刊



 LESS IS MORE ・・ より少ないことは、より豊かなことだ。


 ドイツの建築家、ミース・ファン・デル・ローエの言葉。


≪物質至上主義とは、

 言い換えるならば、車や家をはじめモノや場所など、

 さまざまな制約に縛られて生きること≫

 こうした制約から解放されて、自由に生きること。


 幸福度ランキングの上位の国で暮らしてみて感じることは、

≪物質的なモノよりもっと精神的なもの、

 経験的なものに幸福度を感じている≫こと。


 そして、

≪幸せを感じるためには「自由」であることが重要です。≫



「新しい幸せ」10の条件・・

1.仕事を楽しんでいる

2.いい仲間、いい家族がいる

3.経済的に安定している

4.精神的・肉体的に健康である

5.刺激のある趣味やライフスタイルを持っている

6.時間を自分でコントロールできると信じている

7.住む場所をしっかり選んでいる

8.いい考えのクセを持っている

9.将来の見通しが立っている

10.ゴールに向かっている感覚を持つ



≪何が大事かが明確になれば、

 必要なもの以外は捨てることができます。≫


「あえて捨てる」という感覚を持つ。


同様に、

「やらないこと」を決めておけば、「やること」はハッピーなことだけになる。


≪「無条件に捨てる」ということをオススメします。

 3秒以上考えない。

 もし考えたら、チラッと見て目に焼きつけるか写真を撮るかして、

 すぐに捨てる。≫




≪お金に頼ることをやめて工夫する≫

≪お金がないから何もできないというのは、

 せっかくの工夫の余地を潰してしまうことでもあります。≫

 考え方をシフトさせて、幸せに近づく、って。
 


<目次>
chapter01
古い価値観のままでは不幸せになる時代
chapter02
自由に生きるために、変えること
chapter03
自由に生きるために、捨てること
chapter04
新しいライフスタイルを求めて

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