天野雅晴「180日でグローバル人材になる方法」

東洋経済新報社

2012年刊



 実は、日本人の英語力はそれほど低くはない。

 でも、日本人がグローバル人材になるを妨げている2つの壁がある。

 1つは、「ネットワークの壁」、

 「会社や仕事に対する考え方の違い」がある。

 米国側からみると、日本の企業はうらやましいほどに組織がしっかりしていて、

 何をするにも米国よりずっと効率がよいように思える。

 しかし、日本は縦割り型で、個人の自律性が乏しい。

 一方、米国では、会社や組織がダイナミックに変化して不安定なため、

 人は個人の自律性を優先させ、個人のレベルでつながっている。

 そのネットワークが人を動かし、結果として仲間や会社ができあがる。

 一見すると、オープンな仕組みにみえるが、このネットワークは閉鎖的で

 なかなか中に入り込むことができない。

 もう1つは、「しゃべるための英語力」である。

 


 グローバル社会は、オープンにつながって分業する横社会です。

《分業で大切なのは、常に自分の「得意分野」に磨きをかけておくことです。

 しかし、それだけではうまくいかず、同時に相手の得意分野も認めなければ分業はできません。

 そのためのキーワードが「共存」です。

 違いをあえて解消せずに、「違うこと」を共存させるという考え方です。》 
  


 「日本を基準に考えない」

 豊かで大きな市場を持つ日本と同じ市場を探しても、ほとんどない。

 だから、日本を基準にしないことで、

 世界と共通のベースを持つことができる。




 「得意分野を鍛えておく」

 得意分野に関するトレーニングだけは、海外に出る前にやっておかなければならない。

 横社会のネットワークにおいて、得意分野のないメンバーが入る余地はない。




 「しゃべるための英語力」のために・・

・カランメソッド








<目次>
PART 1  ネットワークの壁をどう越えるか?
CHAPTER 1 グローバル社会の仕事の流儀
CHAPTER 2 ネットワークの壁が引き起こすトラブル
CHAPTER 3 ネットワークの壁攻略のヒントとトレーニング

PART 2 「言葉の壁」をどう越えるか?
CHAPTER 4 言葉の壁の実態を理解する
CHAPTER 5 言葉の壁攻略のヒントとトレーニング

PART 3 180日でグローバル人材になる方法
CHAPTER 6 米国をハブにしてグローバル人材になる
CHAPTER 7 MBAに代わる新しい海外研修
スポンサーサイト

GL 日本人のためのグローバル・リーダーシップ入門 第9回 説得力の発揮:他者を巻き込み、モチベートする力 (PHP電子) Kindle版

コーン・フェリー・コンサルティング-ジャパン

PHP研究所

2016年刊


 
 説得力・・

 論理性はもちろん必要ですが、

 大切なことは、相手との信頼関係にある。

 人の心が動くうえで、最後の一押しとなるのは、

 「この人の言うことなら」「この人のためなら」といった、相手へのリスペクトの念である。


 
 人を奮起させるためには、まず自分を奮起させること。

 
 説得力を発揮するためのヒント・・

1.自分の考えを冷静に説明する

2.全体像を描いて観点を理解してもらう

3.上司の助けを借りる

4.普段からの人間関係構築

5.抵抗を受けたときの対処法

6.説得は時間をかけて行う



 説得力は、人生のあらゆる場面で求められる。

 つまり、説得力は、人生をよりよくするためのコンピタンシーである。

GL 日本人のためのグローバル・リーダーシップ入門 第8回 判断の質:素早く決断し、組織を前に進める力 (PHP電子) Kindle版

コーン・フェリー・コンサルティング-ジャパン

PHP研究所

2016年刊


 「判断の質」とは、

 「適切でタイムリーな判断を下すことで、組織が前進し続けられるようにすること」と定義できる。


 ポイントは、「適切で」というところ。

 必ずしも100%正しい判断を下すことが求められているわけではなく、ほどほどでいい。

 次に、「タイムリー」というところは、

 「間違った意思決定は、意思決定しないことよりもマシ」といわれるように、

 とにかく何らかの結論を出すことで、物事を前に進めることが重視されている。

 つまり、

 スピードと質のバランスが大事になる。

 80点主義のススメ。


 
 「判断の質」を高めるためのヒント・・

1.課題を定義する

 課題を定義する前に、結論や解決策に飛びつくな

2.情報や選択肢を絞る

 集めた情報が間違っていると、どんなに正しいプロセスで意思決定しても、結果は間違いになる

3.状況に応じた対応を選択する

4.グループ内の統一見解に一石を投じる

 悪魔の代弁者

5.考え過ぎをやめて行動に移す



GL 日本人のためのグローバル・リーダーシップ入門 第7回 多様な状況への適応:VUCAな時代を生きる微調整力 PHP電子 Kindle版

コーン・フェリー・コンサルティング-ジャパン

PHP研究所

2016年刊



《現在はVUCAな世界です。

 「VUCA」とは

 Volatility(変動性)、
 Uncertainty(不確実性)、
 Complexity(複雑性)、
 Ambiguity(曖昧性)

の頭を取った造語で、「ヴカ」もしくは「ヴーカ」と発音されます。
混沌として曖昧な状況のことを表します。VUCAな世界に適応するには、意識や行動を変えよと言われます。

 しかし日本人は、臨機応変の対処が苦手です。》

 でも、

 「適応能力を高めることは人生を豊かにすること」
 
 プライベートにおいても、とっても大切なコンピタンシーである。
 

GL 日本人のためのグローバル・リーダーシップ入門 第6回 戦略的思考:未来を構想し、イノベーションを起こす PHP電子 Kindle版

コーン・フェリー・コンサルティング-ジャパン

PHP研究所

2016年刊

 
 グローバル・ビジネスにおける「戦略」とは、
 
 状況をより中長期の視野から俯瞰し、大局的な見方から方針や方向性を策定することを指す。

 一方、

 戦術は、目の前の勝負に勝つための手法であり、戦略を具体的かつ、実践的な形に落とし込んだもの。


 戦略的思考とは何か?

 それは、未来を構想し、イノベーションを起こすこと。

 現状を分析することは大切ですが、それだけではそれ以上の成長や発展を望むことはできない。
 
 過去は終わったことで、今から動かすことはできない。

 現在取っている活動の意義や根拠を、過去ではなく将来に求める。


 その際、視点の高さと視野の広さが重要になる。

 より大局的な視点や長い時間軸で未来を構想すればするほど、

 より問題を俯瞰して捉えることができ、与えるインパクトを末端まで考慮することができる。


 形のない未来を構想する。仮説を立てることが、

 グローバル・リーダーには日々求められている。


 ただし、注意が必要なことは、

 戦略は実行が9割。実行してこそ意味がある。 



PS

 海外赴任のメリットは、

 海外赴任を通じて日本では得られない経験や幅広い人脈を獲得でき、

 本社に戻ってきた際には、グローバル・ビジネスの専門家といった立場を築けること。

 さらに、お子さんが若いうちに外国語を習得する機会を得られたり、

 多様な価値観を許容するベースやグローバルな視点が得られる。



PAGETOP