養老孟司・森毅「寄り道して考える」(PHP文庫) Kindle版

2004年刊


 森毅さんの言葉、いつ読んでもいいですね~(^^♪


「自由に伴う自己責任を知らない、いまの学生たち」という森さんですが、

 森さん自身、中学2年生ぐらいから、学校を休むということを覚えた、といいます。

 この時のご両親はこう言ったといいます。

「みんなが学校に行っているときに休むというのは自分の責任やから、落第せんように、

 どうやってスケジュールを組むかは、全部自分で決めなあかん。

 学校の時間割は向こうが組んでくれるけれど、さぼうほうは自分が組まなあかん。

 そこをちゃんと管理できんと、さぼる権利はない」
 

「みんなが学校へ行ってるときに、自分で選んで学校を休むんやったら、

 せめてその一日は学校へ行ってるときより、いい一日にせなあかん」



 また、いまの学生との違いという点で、全共闘時代の学生は、用務員室や事務官と仲良くするのが上手かった、といいます。

 教師を締め出して学校封鎖する中では、用務員さんや事務官と仲良くなることが、生活する上で大切になるから。

「担任の教師なんて、言ってしまえばどうでもいい存在で、用務員のおじさんや保健の先生、

 図書館の司書などといった人たちと仲良くなると、色々と学校の抜け道、

 それから先生の選び方を教えてくれるので、学校生活がうまく過ごせるのです。
 
 おそらく会社でも、そういう人に聞いたほうがトクなことはたくさんあるだろうと僕は思います。」






<目次>
第1章 「いい加減」でいいじゃないか―軟弱者だからこそできる「柔軟思考」
第2章 「九割」の大多数より「一割」の少数派たれ―「はみ出し者」が新たな時代を築く
第3章 「一致団結、頑張ろう」の軍隊文化を問う―全共闘からオウムまで
第4章 おカネとシステム信仰と日本人―価値という尺度の使い方
第5章 拡大する「脳」―論理的思考の裏側にあるもの
第6章 神なき国の精神史―日本の思想・文学・言葉談
第7章 「システム」からの脱出―いじめ、自殺、閉塞感を生み出す社会構造を破るには
スポンサーサイト

【送料無料】もうろくの詩 [ 森毅 ]

森毅「もうろくの詩」

青土社

2008年刊






≪自由とはなにより、多様性の交錯を生きることである。

 頭のなかの人生だって、子どもも若者も生きのびていて、老人だけではない。≫

 自分の中に、大人の自分以外に、子どもの自分も、老人の自分もいる。




 

 これからの流動化、多様化の時代でどう生きるか?

≪不安を除くのではなくて、不安を飼いならすことが時代の処方のはず。

 ほんとうに不安を排除してしまっては、危険にたいして安全でないから。≫








<目次>
もうろくの詩
(夢と現実
もうろくの春
河合隼雄を偲んで
人生にとっての歴史の時間
京都のリズム ほか)
数学の詩
(ニュートン主義をこえて
五人の数学者
ゲーデル、つかず離れず
幾何学への招待
数学者から数学者へ(1)ライプニッツ ほか)
読書灯

【送料無料】ええかげん社交術 [ 森毅 ]

【送料無料】ええかげん社交術 [ 森毅 ]
価格:600円(税込、送料別)



森毅「ええかげん社交術」(角川oneテーマ21)

2000年刊





≪マニュアルを捨てて危機の海に飛び込もう≫


≪若者は一人旅ができないと、だめだと思う。

 そういうことを、意識的にやったほうがいいと思う。≫

≪一人旅ができるということは、

 世間とつきあっていけるということなのだ。≫


 システムや制度になんとかしてもらおうと、初めから思っているのは間違っている。


≪制度に頼らないでもやっていけるというのがエリートの定義みたいな

 ものであると思う。≫


今だけ!買取成約でポイント10倍+500Pプレゼント【8月24日(金)10:00~9月10日(月)9:59】【中古】afb 人生忠臣蔵説 年をとるのが愉しくなる本 ワニの選書/森毅(著者)

森毅「年をとるのが愉しくなる本」(ベスト新書)

2004年刊



 世界恐慌のころの日本のベスト100社のうち、

 いまもそのまま残っているのは、なんと3社のみ!


 変わらないと生き残れない。



≪五十代は会社内にとどまっていると、どうしても保守的になる。

 定年まであと十年、組織内での先はあらかた見えている。

 しかも、大きな失敗さえしなければ、給与の上昇は約束されている。・・

 せっかく能力があっても、だらけてしまう。≫

だからこそ、

≪不安にさいなまれている若者に、発想を変えよとアジテーションを飛ばしても、

 おそらくうまくいかぬ。

 それなら五十代、六十代の発想の転換が先だ。≫








 孤独は悪いことではない。

≪誰もが孤独を抱えこんで生きているはずだからである。≫


 「老後のために少年少女に孤独を」


「いい集団とは、みんなが仲のいい集団ではなく、

 気が向いたらひっそりさんできて、また戻れ集団だ」





≪「自由には責任がともなう」は偽りである。

 自由には危険がともなう。≫







○森さんの戦争文学べスト3

 1.アガタ・クリストフ『悪童日記』

【送料無料】悪童日記 [ アゴタ・クリストフ ]

 2.カート・ヴォネガット『母なる夜』

ハヤカワ文庫 SF 700母なる夜/カート・ヴォネガット・ジュニア/飛田茂雄【Marathon05P05Sep12】【マラソンsep12_東京】【RCP1209mara】

 3.ギュンター・グラス『ブリキの太鼓』

ブリキの太鼓 1 集英社文庫 / G・グラス 【文庫】




<目次>
1章 あれもこれもありなら変化も恐くない
2章 安定志向などはさらりと捨てて、中高年よ野に出でよ
3章 森流「一匹こひつじ」のススメ
4章 人生の極意は肩の力を抜いて末広がり
5章 すみっこに固まるよりも交じりあおう
6章 のんびり、ゆったり、心地よく
7章 ボケも死も見つめず
8章 ぼくはかくして自由人を謳歌している


社交主義でいこか /森毅(著者)

森毅「社交主義でいこか」

青土社

2000年刊





≪二十一世紀の中葉には情報危機が到来すると考えている。

 
 理由は単純なことで、情報生産量も情報生産者も、量的には一桁か二桁ぐらい増えた。

 半世紀で百倍ということは、一世紀で一万倍、二世紀で一億倍という可能性を意味している。・・
 

 それを整理したり検索したりすることで解決できるとは思えない。≫
 
 たとえば、文学作品が数万冊あったとして、検索でき、作品の概要を知ることが

 できたとしても、文学とはほど遠い。








いじめの本質は、仲間意識にある・・

≪仲間という幻想がまだ残っていて、「仲間意識を育てて、いじめをなくしましょう」

 などという人がいるが、そんなことでいじめはなくならない。

 仲間になろうとしていじめられ、仲間にしようとしていじめる。

 それが会社(社会)の持つ仲間意識である。

 仲間という言葉には、集団の内と外を区切って、帰属意識を排他性に転ずる作用を持つ。≫

 ・・仲間に入らず、仲間と上手くつきあうのが、社交主義の心得。



PAGETOP