鎌田浩毅「京大人気講義 生き抜くための地震学」(ちくま新書)

2013年刊




 地球科学には、過去は未来を解く鍵」という言葉があり、

 かつて発生した地震から将来の災害予測を行ってきました。



 活断層は繰り返す・・

≪そもそも地球上では、断層が1回だけ動いて、

 あとは全然動かないということはありえません。

 1回動いた断層は、何百回も動くものなのです。≫


 でも、いつ活断層が動くかは、ロシアン・ルーレット状況にある。



 現在は、平安時代の中期と類似した変動期にあたる。

 日本連列島の9世紀は、

 869年に東北沖で、貞観地震が起こり、

 887年に、東海、東南海、南海の3つが同時発生する3連動地震である仁和地震が起こり、

 864年に、富士山の大噴火・・貞観噴火が起こった。





<目次>
第1章 地震のメカニズム(プレートが沈み込む日本列島
沈み込みの反発が巨大地震を起こす ほか)
第2章 次に来る恐怖の大災害(首都直下地震
「西日本大震災」 ほか)
第3章 命綱としての地球科学的思考(地震発生確率の読み方
震災時の「帰宅支援マップ」の使い方 ほか)
第4章 防災から減災へ―社会全体で災害と向き合うために(被害拡大のメカニズムと対策
減災実現のストラテジー(戦略))
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鎌田浩毅「次に来る自然災害: 地震・噴火・異常気象」(PHP新書)

2012年刊




 2030年代までに、

 300年に一度の超弩級、

 静岡沖・・東海、
 
 名古屋沖・・東南海、

 四国沖・・南海の3つが同時発生する3連動地震が、太平洋岸で起きる。

 西日本大震災は、東日本大震災を上回る。

 ・・2030年代というスパンであるが、できる限り、備えておくこと。



 日本列島には活断層が、2000本も存在する。

 活断層が見つかっていなくても、直下型地震は起きる。

 軟らかい地層が、活断層をすっぽりと覆い隠しているから。

 活断層で起きる直下型地震は、時期も場所も短期予知は困難である。





 時期は特定できないが、

 富士山は100%噴火する。

 富士山は1つの山ではない。

 富士山の火山体は、

 上から、新富士火山、古富士火山、小御岳火山、先小御岳火山という

 4層構造を持つ。

 噴火の1か月ほど前には、直下で地震が起き始める。

 




<目次>
第1章 「地震」は忘れる前にやってくる(300年に1度の超弩級、「三連動地震」が太平洋岸で起きる
地震が来ない場所のない日本、直下型地震の予測は至難の業
津波が来たら遠くへ逃げるよりも、高い場所へ駆け上がれ
日本全国の軟弱地盤の下には、未知の活断層が隠れている
発生確率88パーセント以上の東南海地震に備える
緊急地震速報が出たら、自分の身を守るためにまず何をすべきか
地震時の帰宅困難者は数百万人、会社に食料や防災品を備蓄せよ
休日に震災時の「帰宅支援マップ」を手に、自分の足で実際に歩いてみよう)
第2章 「火山」はいつ噴火してもおかしくない(日本列島の地震と火山は、プレートの動きが原因
火山灰の噴出による損害は、同時多発テロをしのぐ金額
注意すべき活火山は110個、休火山と死火山はもはや死語
科学を用いた噴火予知で災害を減らすことは可能
時期は特定できないが、富士山は100パーセント噴火する
大きな噴火は、異常気象を引き起こすことがある
約700年に1回の巨大地震が、「そろそろ」起きても不思議はない
自然災害で命を落とすのは、「自分だけは大丈夫」の思い込み)
第3章 「異常気象」はいつまで続くのか(偏西風によって気圧の配置が崩れると、異常気象になりうる
長期的には寒冷化する地球、「温暖化」は短期的な現象か?
地球温暖化によって台風は巨大化するのか?
「エルニーニョ現象」と「ラニーニョ現象」が日本に及ぼす影響とは?
雷は家屋の内部に侵入し、電気器具を破壊する
竜巻とダウンバーストは、突然襲ってくる
熱帯夜だけでなく「ゲリラ豪雨」を引き起こすヒートアイランド現象
地球規模で環境汚染が拡大、乾燥地域から黄砂が飛来する
有害な紫外線を吸収するオゾン層、貴重な生命の砦は守れるか)

一生モノの人脈術

鎌田浩毅「京大・鎌田流 一生モノの人脈術」

東洋経済新報社

2010年刊


 「人脈は目の前の仕事から始まる」


 社内に3人に師匠を持つ。

 一人は、メンター(優れた指導者)としての師匠

 一人は、少し先輩クラスの師匠、

 もう一人は、同期レベルの師匠



「夢を積極的に語るのは、会社の外部の人たちにしておきましょう。

 外の友人や知人に対しては、大きな夢を語ってもよいのです。」

 夢を語る際のポイントは、

「外部の人に話すときには、社会へ貢献する視点を持ってほしいと

 思います。」



 地位や名誉を吹聴するのは、さびしく品のない行為



○孤独とつきあう

 すぐに他人を頼らない

 「他人から最終的な正解をもらおうとしてはいけません」


○受けた恩は次の世代に返す

「優れた相手にとってふさわしい人間になろうという気持ちが、
 自分を成長させる原動力となるのです。」



<目次>
序 章 人脈術とは人生における「ライブ」である
第1章 初対面は最大のチャンス
第2章 人脈を続ける技術
第3章 人脈を固める方法
第4章 人脈を広げる戦略
第5章 人脈を整理して集中する
第6章 一生モノの人脈へ



ラクして成果が上がる理系的仕事術

鎌田浩毅「ラクして成果が上がる理系的仕事術」(PHP新書)

PHP研究所

2006年刊


 表題の「理系的仕事術」とは、「アウトプット優先主義」のこと。

 目に見える成果をあげるために≪アウトプットという最終生産物から逆算して、

 途中にあるすべてのプロセスを決定してゆく方法論なのである。≫


 全体の構成は、「集める」「整理する」「アウトプットする」の3つの大きな柱をもつ。
 
 このシステムは学習することで、万人に使用可能となる。
 この汎用性が、理系的技術の特質である。


 「拙速は美徳」である。理系はファストフード、文系はスローフード。



 ≪はじめからパソコンに向かってはいけない≫

 パソコンは、厖大な量のデータベース&検索として活用し、
 コピー・ペーストしてアウトプットへつなげる。

 しかし、プレゼンの見栄えに凝ったとしても、
 情報としては何も付加されたわけではないことを肝に銘じること。



<1>理系的システムの整備と情報の収集

1.ラベル法 とりあえず区別する姿勢

2.不完全法 完璧主義を捨てなさい

3.枠組み法 あらかじめ完成形をイメージする

4.割り算法 最後まで行き着く無理のない時間設定

5.一望法 クリアフォルダーの威力

6.要素分解法 システムに任せる

7.バッファー法 自由になる空間を確保せよ

8.目的優先法 ノートは書きなぐれ

9.橋渡し法 フレームワークを共有する


<2>クリエイティブな情報整理と発想法

10.棚上げ法 濡れた服でも歩き続けよう

11.コピーペースト法 オリジナリティに縛られるな

12.隙間法 オリジナルの種を探す


<3>理系的なアウトプットの実行と将来への準備

13.三脚法 構成を大きく三つに分ける戦略

14.ひと言法 メッセージは各節に一つ

15.呼び水法 眠れるアイデアを他人に引き出してもらう

16.落ち穂拾い法 全体の過不足はブロックごとに


 「体は頭よりもつねに賢い」 - 無理は禁物

 ≪このキーフレーズはクリエイティブな生産をしようとするときの黄金律である。

  高度な頭脳労働は、体のしなやかな動きと密接に関連しているからだ。

  したがって、体調を整えることは、どのような場合にも知的生産の要になる。

  大事なことは、身体感覚に敏感になって、よいものがひとりでに産まれ出てくるのを
  ゆったりとした気分で待つ、ということである。≫


 「無意識はつねに意識よりも賢い」

 ≪意識と無意識は海上に浮かんでいる氷山にもたとえられる。
 
  陸からは見えない水面の下には、無意識にあたる巨大な氷山の九割が隠れているのだ。≫

  ブレーンストーミングでは、相手と協力し合い、
  膨大な水面下に潜んでいる知恵を言語化して、認知できるようにする。

  ≪「無意識的に無意識にアクセスする」≫方法が、ブレストである。







<目次>
第1部 アタマも周りもまずは一新!―理系的システムの整備と情報の収集
(頭の中の準備術
 仕事環境の整備術
 賢い情報収集術)
第2部 とことんアイデアを練る!―クリエイティブな情報整理と発想法
(無駄をなくすデータ整理術
 クリエイティブな魔法の発想術
 発想をメッセージへと変える技術)
第3部 いよいよ書き出す!―理系的なアウトプットの実行と将来への準備
(書くことをラクにする技術
 文章をわかりやすく仕上げる技術
 未来のアウトプットへと助走する技術


一生モノの勉強法

鎌田浩毅「一生モノの勉強法―京大理系人気教授の戦略とノウハウ」

東洋経済新報社

2009年刊


 ≪本書では、私(鎌田)の試行錯誤の経験から生み出した勉強のテクニックをあますところなく
  
  紹介しています。これらはまさに「一生モノ」の勉強法です。

  「仕事の核」となる知識を身につける方はもちろん、教養を磨く勉強や、
 
  周囲の人にうまく伝えるためのコミュニケーション技術についても触れました。≫



 仕事に必要な3つの能力・・

 1.コンテンツ能力

  知識の中身(コンテンツ)を身につける力。
  つまり、最終的なアウトプットの前提となる知識を身につけること。

 2.ノウハウ能力

  仕事のやり方についての具体的なテクニックやハウツウに関する力。
  時間内に仕事を進めたり、円滑に行う方法を知ること。
  
 3.ロジカルシンキング能力

  コンテンツ能力とノウハウ能力よりも高度の能力で、
  具体的に勉強をしていく過程で身についてくるもの。
  ものごとを常に論理的に見ていく思考によって養われる。
  


 ≪勉強中は徹底的に引きこもる≫

  伊藤忠商事の三輪裕範氏いわく、

   平日1時間ずつ+土日各3時間の「年間600時間」方式

  和田秀樹氏いわく

   平日1コマ90分単位で3時間を限度+土曜は時間の借金返済にあて、
   日曜日は休む

 

 週末の予定は、5項目から決め打ちする・・

  「遊ぶ」
  「体力づくり」 ウォーキング、トレッキング、スキー
  「人脈づくり」 
  「勉強」 
  「仕事の追い込み」

 

 「読む」力・・

  佐野眞一氏いわく、日本人は「読む」が衰えている。

  ≪佐野さんによれば、「読む」というのは、ひとり読書にとどまらず、
   相手の気持ちを「読む」、
   あたりの気配を「読む」、
   将棋の手を「読む」ことにも通じているといいます。

   つまり「読む力」の減退は、単なる「活字離れ」などという次元を超えた
   由々しき問題である・・≫

 
  ≪入門書は最低3冊買う≫

  ≪不得意な分野は児童書を見よ≫

  ex.岩波ジュニア新書、ちくまプリマー新書

  
  わからないところは、「棚上げ法」


  ≪古典は退屈だから意味がある≫

  ≪ただ、退屈さの良さを知るというか、退屈に慣れることも必要なスキル≫

  古典は1ページ目から飛ばさずに読む。ゆっくり丁寧に読む。




<目次>
はじめに ─大人の勉強は「成功」を目的にするもの
第1章 面白くてためになる「戦略的」な勉強法とは
第2章 勉強の時間を作り出すテクニック
第3章 効率的に勉強するための情報整理術
第4章 すべての基本「読む力」をつける方法
第5章 理系的試験突破の技術
第6章 人から上手に教わると学びが加速する

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