【送料無料選択可!】どちらとも言えません (単行本・ムック) / 奥田英朗/著

奥田英朗「どちらとも言えません」

文藝春秋

2011年刊




≪中年男子は昔日の勇姿にむせび泣く≫

≪中年男子は人生の収穫期にある。

 お愉しみはこれからだ。

 となると大事なのはカラダということになる。

 健康第一。・・≫

 で、奥田さんが始めたのは、一日5キロのランニングでした。








<目次>
1(スポーツにおける悪役の経済効果考。
プロ野球おやじの目に映ったJリーグ。
WBCでわかってしまったアメリカ式の行く末? ほか)
サッカーW杯狂想曲(改めて考える日本人サッカー不向き論。
根が深いスポーツの力関係。
サッカー、番狂わせゾーンの快楽。 ほか)
2(メダルの価値と五輪の大本営発表。
用具はドーピング?ならば原点回帰を。
結果待ち競技と観る者のジレンマ。 ほか)

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【送料無料】オリンピックの身代金

奥田英朗「オリンピックの身代金」

角川グループパブリッシング

2008年刊



 昭和39年夏、10月の東京オリンピック直前、
 日本だけなく、東洋ではじめてのオリンピックの開催の影に、
 東京で起こりえたかもしれない事件、
 そしてそれを防ごうとする警視庁・公安の活動裏面史を描きます。
 
 東京オリンピック関連工事で亡くなった人は、
 「東海道新幹線だけで200人、高速道路で人、地下鉄工事で10人、
  モノレールで5人、ビルやその他を合わせると最終的に300人を軽く超える」
 
 その多くは、下請の下請、秋田などから出稼ぎ労働者たちであり、
 「犠牲者の上にしか繁栄を築けない」ことへの疑問を感じる人がいても当然でした。



 主人公の島崎国男の心境・・
 「18歳で国男が上京して最初に感じたのは、東京の豊かさというより、
  自分たちは如何に貧しかったのかということだった。それは劣等感でも義憤でもなく、
  純粋な驚きだった。社会の格差の現実に呆れ、嗤うしかなったのだ。」


 精神科医伊良部一郎路線ではなく、「サウスバウンド」の奥田さんでした。





奥田英朗「マドンナ」(講談社文庫)



 そんなことあらへんがな?!

 と、主人公たちに必ずしも共感できないのですが、

 下級・・中間管理職40代男性サラリーマンの心理描写・・実に上手いですね~


 

<目次>
マドンナ
ダンス
総務は女房
ボス
パティオ


サウスバウンド(下)

奥田英朗「サウスバウンド 下」


 二郎クンら上原一家は、東京から沖縄

 ・・というより、八重山の西表島へ


 電気も水道もない、廃村となった炭鉱の住居に住みつく。
 
 最初の夜の不安・・

 でも、「きっと最初の入植者たちは、もっと口数が少なかっただろう。

 農地はもとより道さえもなかったのだ。」


 
 そんな暮らしも慣れてきた矢先、

 リゾートマンション建設のため土建屋が退去命令を持ってやってくる。
 
 父親には、530年前、琉球王府と戦ったオケヤアカハチの血がさわぐ。

 結局、警察によって排除される・・

 父親の言葉・・

「一郎、世の中にはな、最後まで抵抗することで徐々に変わっていくことがあるんだ。

 奴隷制度や公民権運動がそうだ。

 平等は心やさしい権力者が与えたものではない。

 人民が戦って勝ち得たものだ。

 誰かが戦わない限り、社会は変わらない。

 お父さんはその一人だ。わかるな。」


 
 そして、現代のアカハチとクイツバは、自由を求める

 いざ、パイパティローマへ!




サウスバウンド(上)

奥田英朗「サウスバウンド 上」


 
 元・過激派の闘士を父と母に持つ

 小学校6年生の上原二郎クンの物語。


 闘争から数十年たった現在も依然として公安が父親をマークしている。

 そして、その父のもとに居候した後輩が、対立セクトの幹部を殺害したり・・

「底辺の労働者って、いいように搾取されているんだ。

 企業に安く使われて、暴力団に吸い上げられて・・

 景気が悪くなれば、真っ先に切り捨てられるし、何の保障もないし。

 誰かが助けないと」



 でも、上巻では、二郎クンとその友人たちの交友と、

 彼らが、中学1年のワルからカツアゲされ、それに必死に対抗するところが

 中心になります。
 
 
 ワルを撃退したのもつかの間、

 上原一家は、父親の故郷の沖縄へ移住することになる。
 

 「別れは淋しいことではない。

  出会えた結果のゴールだ。」


 いざ、西表島へ!



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