【送料無料】「時間」の作法

林望「時間」の作法(角川SSC新書)

2011年刊




 失った財物は、努力によって、
 失った知識は、勉学によって、
 失った健康は、医薬や養生によって、
 取り戻せるかもしれぬ。

 しかし、失った時は、二度と取り戻せない。

 Lost wealth may be replaced by industry,
lost knowledge by study,
lost health by temperance or medicine,
but lost time is gone for ever.





 リンボウ先生の信念・・
 
 「人はだれでも、自分が思っている以上のことができる」

 「できることはできる、できないことはできない」 





<目次>
第1章 「忘れる」ことに備える―“A4万能メモ”と“壁ファイル術”
第2章 いかに迷わず「書く」か―“メールは距離感”と“手紙は横書き”
第3章 誤った「読み方」をしない―“書縁”と“読書術”
第4章 無駄なく「話す」こと―スムーズな“会話”と“スピーチ”
第5章 「英会話」を最短で覚える―“海外に出よ”そして“質問せよ”
第6章 何事にも「凝らない」こと―“美しくなくていい”という精神
第7章 「一日」の中で時間節約を重ねる―“時間の見える化”と“家事の短縮”
第8章 「人生」という枠で時間を見る―“遠回りが近道”と“急がば回るな”
第9章 身も心も「丈夫」であること―“超・風邪予防術”と“菜食主義”

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謹訳源氏物語(1)

林望「謹訳 源氏物語 一」

祥伝社

2010年刊


 昨日、オアゾの丸善で、林望先生のトークショーを聴きました。

 講演途中から参加し、30分ほどお話伺うことができました。


 今回のトークは、林望・源氏を記念してのもの。

 この日の朝、積読していたこの「謹訳 源氏物語」を手にとりましたが、

 とっても読みやすかったです。

 特によかったのは、物語の途中に挿入される和歌や催馬楽が、

 与謝野・源氏などと違って、現代語訳だけでなく、原文もついているところ。



 トークの内容を少し紹介すると、

 今回の謹訳で心がけたことは、声に出してわかるようにしたこと。

 教科書の古典は、色恋をすべて除去してしまっている。
 原作は、源氏も、枕草子も、とっても面白い。
  

 源氏は、面白く、やがて悲しい物語・・

 
 恋物語の部分は、波乱万丈

 日本にプラトニック・ラブはなかった。

 でも、みんなわかりきっていることは書かない・・ので、

 しみじみとしたエロスになっている。


 紫式部には、ものすごくユーモアがある。
 ・・雨夜の品定め、末摘花、紫の上へ浮気の言い訳するシーンなど


 近代的な意味で、ヒューマニスティック
 ・・理想の男・源氏といいつつ、やってることはグチャグチャ、義母との密通で不安一杯
 ・・子供を失う父・母、子別れの描写が秀逸
 
 それゆえ、もののあわれの物語と言われる


 
 林望さん訳を、林望さんの朗読で聴きながら、
 原文を目で読む・・ということを、10分ほどしましたが、
 林望さん訳の豊かさを味わうことができました。


 古典は、行間をいかに味わえるかがポイントですね~
 

 本シリーズ、全10巻!

 あと9冊、楽しみですޥ
 




<目次>
桐壺
帚木
空蝉
夕顔
若紫




帰宅の時代

林望「帰宅の時代」 (新潮文庫)



○「自分らしく」暮らすための十カ条

 第一条 家に帰ろう!
  家に帰ったらダラダラしよう。
  いちいちイベントを企画して外出していたら家に帰ったことにならない。

  家族の会話・・

  ○ 意見を表明し合う
  × 意見を一致させる

  ○気持ちを言わなくては伝わらない
  ×言わずとも分かってくれるだろう

  「息の間」「breathing space」・・人と人が快適に暮らすための距離

  を保って暮らす。

  
 第二条 「人並みの生活」を捨てよう

  「家庭」は、その職能として本来どんなことでも許し受け入れていく場であること。
  外で失敗したって、家庭に帰れば、そこで許され、リセットされて、
  また次の挑戦に向かっていける場であること。

  家庭で自己を解放し、自分らしい生活を構築することができなければ、
  仕事や学校等の外界で旺盛に自己実現を図ることは難しい。
  

 第三条 霜降り肉を疑え

 第四条 野菜の皮を剥かない

  「丸ごと食べてしまう」

 第五条 ファッションは何を着るかではない

 第六条 自分でよく調べるべし

 第七条 身の程を知れ

  「程のよさ」を知る平衡感覚を、「センス・オブ・プロポーション」=比率感覚という。


 第八条 「清貧」ではなく「清富」であれ

  ×経済的・物質的な豊かさだけを追い求める

  ○「自分という人間そのものを豊かに富ませようとする姿勢」
   
  じっと「清貧」にあまんじて、自分を磨かず、自己への投資もしないでは、
  いかなる進歩もない。それは、「清貧」から「ジリ貧」になってしまう、
  「明日の自分」のために、時には積極的に富と時間を自己投資するのが、「
  「清富」になる。
  

 第九条 自己投資にはお金を惜しむな

  未来は不定形だからこそ、いろいろな可能性に備えて、
  できるときに、できるだけ、自分を鍛えておきなさい。

  「人生は、みなさんが思っているほど、限定されたものでもないのです」p125


 第十条 他人と違うことに誇りを持て

 「人は試行錯誤によってしか進歩することはできぬ」




○「自分らしさ」を見つけるための六カ条

 第一条 アフター5はクールに別れる

 第二条 リタイアメント・ライフに横並びはない

 第三条 「時間」を買い戻したと思え

 第四条 自分を直視せよ

 第五条 手遅れと思うな

  イギリスの児童文学の世界は、中高年になってから初めて作品を書き、
  大家になった人がたくさんいる。
  C.S.ルイス、ケネス・グレアム、ボストン夫人などなど

 第六条 自分の経験を見直せ



<目次>
第1章 「自分らしく」暮らすための十カ条
(第1条 家に帰ろう!
第2条 「人並みの生活」を捨てよう
第3条 霜降り肉を疑え ほか)
第2章 私が歩んできた「自分らしさ」
(林望は英文学者!?
「物書きらしく」より「自分らしく」
未来は不定形だから「自分」を鍛えておく ほか)
第3章 「自分らしさ」を見つけるための六カ条
(第1条 アフターファイブはクールに別れる
第2条 リタイアメント・ライフに横並びはない
第3条 「時間」を買い戻したと思え ほか)



節約の王道

林望「節約の王道」(日経プレミアシリーズ)

2009年刊


 リンボウ先生に、節約術・・なるものを教えていただくということは

 期待していませんでしたが、

 お金と時間の使い方に、選択と集中・・虚礼廃止、見栄を張らない・・

 を実践するリンボウ先生の生き方を語ったものでした。

 
 
 お金があれば、子どもに「投資」すること。

 それはいいのですが、引っかかったのは、その次に続く、

 「高校・大学になってもアルバイトはさせるな」の指摘。

 理由は、「アルバイトをするということは、せっかく親が買い取ってあげた時間を、

 子どもがまた社会に売り渡してお金に変えてしまうということです。

 それは、親にとってみれば実にばかばかしい。」



 「親が買い取ってあげた時間を」「社会に売り渡してお金に変えてしまう」行為と

 一律に断ずるのは、

 アルバイトの種類や意義づけを考慮しないと、ちょっと乱暴だと思いますが、

 せっかく得た時間を、何に使うかを投資対効果で考えることは必要かもしれません

 




<目次>
序章 節約は楽しい
第1章 食―節約食とはすなわち健康食である
第2章 お金の管理―万札は、崩さない
第3章 交際費―虚礼に金を費やすな
第4章 衣服と車―見栄ほど醜いものはない
第5章 旅行、趣味―金はなくとも余暇は楽しめる
第6章 教育―人生最大の投資と捉えよ
第7章 住まい―自分の軸を揺るがすな
終章 節約と人生



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