竹内薫「自分はバカかもしれないと思ったときに読む本」(14歳の世渡り術)

河出書房新社

2013年刊





 才能よりも、努力を続けられるかどうかの方が重要である。

 「プロになるための一万時間」の努力。

 継続できる人が、結果的に伸びることが多い。

 でも、自分のことをバカだと思ってしまうと、努力を諦めてしまう。 



 人は、周りからどう見られるかよって大きく影響を受ける。 

 バカなやつだと思われていると、バカから抜け出せなくなってしまう。

 人からのイメージで、自己イメージが歪められてしまう。


≪バカな子がいるのではない。

 バカは作られるのだ。≫



また、

≪つきつめると、この社会のなかでバカかそうでないかを分けるのは、

 どれだけフィードバックを受けられるかっていことなんですね。

 フィードバックを受けることによって自己修正がどれぐらいできるか、

 行動をどれぐらい変えられるかということで、

 たぶんバカかどうでないかが決まるんですよ。


 自己修正のサイクルを止めてしまったときに、バカは始まるといっていい。≫


だから、

≪実は、社会に出てからが勝負なんです。≫

 仕事ができない人には、重要な仕事は任せないし、
 誰も注意してくれなくなるから。



 社会人にとって必要なアタマの力は、

 「耐久力」である。

 仕事って、終わりのない日々である。

 みんながへたってどうしようもないときに、アタマが動き続けている人が
 勝ちである。


 
 「バカにはたいてい目標がない」・・

≪自分はバカだ、アタマがよくないといってバカをこじらせている人は
 
 たいてい、その決意が足りないんですよ。

 決意が足りないとどうなるか。

 目標が設定できないんです。≫

 
 目標は、アタマの中でもやもやさせずに、整理しt、言語化する。

 言葉や図にしてみる。


 バカをこじらせる人の特徴は、

 「やろうと思えばいつだってできる」と思っていること。

 そこには、「プロになるための一万時間」の努力がない。




<目次>
第1章 バカはこうして作られる
(漢字が読めない子を教える
「うちの子はバカだから」 ほか)
第2章 よくよく考えるとバカにできない
(2x-x=2で何が悪い?
なぜ割り算が先? ほか)
第3章 かたいアタマやわらかいアタマ
(困った大学教授
フィードバックがないと、人はバカになる ほか)
第4章 バカをこじらせない、たったひとつの方法
(バカにはたいてい目標がない
言葉にすると行動が変わる ほか)
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竹内薫「思考のレッスン」

講談社

2010年刊



 現代のルネッサンス人の勧め・・


 自分の守備範囲だけではどうしようもなくなった時、

 別の専門分野のところにいって勉強してみる。

≪自分の得意分野からでて探検に行くことによって、

 未知の世界が自分と≫ 融合されて新しいものがでてくるんですよ。

 数学、物理の分野では天才がある発見をしたときに、よくあること。

 大きな発見や業績を残す人は、専門バカではない。


 理系と文系の壁を乗り越えること、

 英語と日本語という別々のカルチャーの間を行き来してみる。




 「考える力」とは、

 「からくりを見抜く力」である。

 「からくり」の表は、法律やルールであるが、

 そこには必ず裏もある。


 からくりがわかる人とわからない人の差は、

 表の説明を読んだり聞いたとき、「あれっ」と思うかどうかにある。

 からくりをわかるようになるためには、

 表のルールだけでの成功体験だけでは前進できない。

 どんどん失敗して、失敗体験から学ぶことで、上手くいかない理由を考え、

 原因分析を通して、からくりが徐々にわかってくる。


「考えるというのは、人に考えてもらうのではだめで、
 
 自分で考えることが大切なんです。」


 
 



少年の心、科学する心を養ったもの(^o^)/

・・『子どもの科学』と『模型とラジオ』、

 学研の『科学』と『学習』





<目次>
第1章 分断の芽生え(僕が法学部を受験したわけ
理系と文系の壁 ほか)
第2章 学問の分断(抽象と現実の世界
数学と物理の壁 ほか)
第3章 発想力を強くする(科学の見極め方
グレーゾーンは科学になりうる!? ほか)
第4章 考える力(「からくり」を見抜く
考える力=生きる力 ほか)
対談1 危うさに対する感受性の欠如
対談2 見ている方向は一〇〇年後


竹内薫「がんばる人ほど老化する―ストレスをかわす技術」

日本経済新聞出版社

2011年刊





 ストレスとは何か?

 セリエ曰く、

 1.物理的ストレッサー 

  騒音や温度など環境による変化

 2.化学的ストレッサー
  
  化学物質や薬品の摂取などによる変化

 3.生物学的ストレッサー

  ウィルスや細菌など感染による変化

 4.心理的ストレッサー
  
  怒り・緊張・不安といった情緒の変化




 ストレスを受けると、

 まず身体が緊張する。

 自律神経の一つである交感神経が働き、保身や生存に必要なホルモンを分泌しはじめる。

 すると、手のひらが汗ばみ、口の中がからからになる。

 心拍数が上がり、目が見開かれる。

 危機的状況を対応するために、身体が臨戦態勢に入る。


 危機的状況が去ると、ストレスが解消されると、

 今度は副交感神経が働いて、身体の緊張を緩和させていく。

 大事な仕事を終えた後で、身体がふっと楽になるのは、副交感神経が働いているから。


 ところが、

 緊張状態が続いて交感神経が優位になりすぎると、

 身体がずっと臨戦態勢に入っているため、

 血糖値が上がり糖尿病になりやすくなり、

 睡眠がとれなくなる。

 身体の活性酸素が増え、体内のテストステロン、男性ホルモンが減少する。

 
 テストステロン、男性ホルモンが減少すると、メンタル面にも影響でる。

 外出がおっくうになり、ひきこもりがちになる。


 テストステロンの減少を食い止めるためには、

「テストステロンが減少しはじめる35~42歳くらいの年齢に差し掛かったら、

 男性ホルモンの分泌を促すようなライフスタイル、運動、食事などを心掛けることですね。

 要は健康的な生活習慣を実践することが大事になります。」(堀江重郎)  





 ストレスが悪いといっても、

 もしストレスがなくなってしまうと、
 
 極端な話、その人は死んでしまうかもしない。

 免疫力が低下して、病気になりやすくなるから。

 ストレスは一種の刺激であり、最低限のストレスは人間の身体に必要になる。

 要は、ストレスとどうつきあっていくかが大切になる。




 基本は、ストレス一日決算主義。

 たまには大息を吐くこと。





<目次>
第1章 自然な笑いが病を跳ね返す―健康の遺伝子をONにする 村上和雄先生に聞く(「心」のありようが、若さと健康を保つ?
ストレスを与えると、ネズミも胃潰瘍になる ほか)
第2章 男性ホルモンが老化を防ぐ―35歳からの更年期に備える 堀江重郎先生に聞く(長生きに関わるホルモンがある
テストステロンって何だ? ほか)
第3章 慢性ストレスを運動で分断する―脳とエクササイズの関係 生田哲先生に聞く(ストレスがあるから、人間はがんばれる?
ストレス過多が脳を壊すこともある ほか)
第4章 怒りとの上手な付き合い方―負の感情を連鎖させない 名越康文先生に聞く(最近、怒りっぽくなっていませんか?
日本人がキレやすくなっている理由 ほか)


竹内薫「自分の価値を高める 知力」

すばる舎

2010年刊




 人生をうまく生きるために必要なのは、

 「知識」から「知恵」へ進化することである。





 「知力」とは、

 「知識」と、それを応用する「知恵」の力


 know から wise へステップアップすること。

 単に沢山「知っている」状態から、

 それを上手く有機的に使える武器として使える状態になることが、
 
 「知恵」を身につけた状態になる、ということ。



 「がんばっている」のに結果が出ない人。

 評価や結果は、他人がするものである。

 周りが自分をどう評価しているかが自分の給料につながっている。

 自分の目線で見るのではなく、第三者の目線で自分を見てみる。

 



 「人材」・・

 1.「危機感」を持ち、「お客さん目線」で物事を見ることができる

 2.具体的な目標設定ができ、結果が出せる

 3.チームプレーができる

 4.物事に対して「執念」を持っている

 5.グローバルな視点を持っている




 まずは、たくさんある「知識の型」を習得する。

 「型」のバリエーションを増やす。

 「型」のバリエーションが増え、ネットワークが形成され、自由に使えるようになると、

 知識が知識として活かせるようになる。 

 臨界点を超えると、一気に全体がつながり、心底「わかった」と思えるようになる。

 「型」が広がると、「発想」が変わる。




 「知識の型」を破るというのは、

 人からもらった「型」を自分の中で咀嚼して、いったん壊し、
 そこにはなかった自分に必要な「知識」を加えて新しく自分の「型」を作り、
 また人に伝えるプロセスである。





 他山の石、失敗学に学ぶ・・

 知恵を身につけるには、いい人の知恵をまねするパターンと、

 逆に、知恵が足りない人を見て、それを自分で補うパターンの2つがある。

 反省会、失敗の検証ことが、

 次なる飛躍のためのバネであり、「型」を破るきっかけになる。




 「渇望感」こそ、進化の原動力・・

 今の状況に満足してしまうと、その人の進歩はそこで止まってしまう。


 心のリミッターを外す・・

 自分の中で「これはできない」と限界を課した瞬間に、
 できないのではなく、やらなくなってしまう。





<目次>
第1章 本物の「知力」を手に入れた人こそが求められる
第2章 「知識の型」を作る「知力」の土台を築く
第3章 「知識の型」を破る他人の「型」から、自分の「型」を作る
第4章 「知恵」を身につける自分の「型」をブラッシュアップする
第5章 「知恵」を進化させる本物の「知力」を手に入れる


竹内薫「知的生産のための科学的仮説思考」

日本能率協会マネジメントセンター

2013年刊



 仮説思考・・

 ・いろいろな可能性に思いを巡らせる思考法である。

 ・どれが正しい仮説なのか検証する。

 ・検証結果に基づいて、実験・シミュレーションする。

 つまり、検証や実験の前には、必ず仮説が存在している。

 多くの人がなかなか気づくことができない仮説を立てるスキルが必要になる。

 仮説を持つためには、想像力を持つ必要がある。

 想像力を鍛えるためには、夢想の時間をつくることが大切になる。

 想像力とは、みんなが気づかない「これは何?」を見つけることである。



 仮説思考の本質は、

 多くの時間を費やして情報収集して分析しながら意思決定をすることではなく、

 情報が整理されていない段階、分析が済んでいない段階で、いかに全体像を眺めながら
 仮の結論を持ち、最短ルートでその結論に到達することができるか、
 という思考法である。




 仮説思考のプロセスは、

 仮説構築 → 仮説検証 → 仮説再検証

 の繰り返しである。




 仮説の敵は、思い込み、常識、前例、固定観念である。


 思い込みを捨てるためには、

 ・サブターゲット仮説 

  あえてメイン・ターゲットから外れたサブ・ターゲットの人の好みを考えてみる。

 ・素朴な疑問会議

 ・SF設定会議
 
  仮想の世界をできるだけ細かく設定し、違う視点から物事を考えて仮説を立てる。

 


 仮説力とは、

 すなわち、抽象能力である。

 ・物事を一般的に考える能力

 ・仮説を立てる能力

 ・論理を駆使する能力






<目次>
第1章 仮説思考とは何か(地球人、実はみんな火星人!?/仮説とは覆されるから仮説なのである、など)
第2章 思い込みを捨てて仮説を考えるコツ(思い込みという思考パターン/常識にとらわれた思い込みは仮説思考の天敵、など)
第3章 生産性がアップする仮説思考5つのステップ(ステップ1 仮説の構築/ステップ2 仮説の検証/ステップ3 仮説の修正/ステップ4 仮説の整理/ステップ5 仮説の選択、そして決断)
第4章 仮設を伝えるためのコミュニケーション法(仮説を立てるには論理力、説明には感情力、など)
第5章 仮説思考をさらに進化させよう!(仮説力とは、すなわち抽象能力である、など)

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