大晦日ですね~。

 部屋の掃除もまだ途中です・・・(^_^;

 
 出入金の記録や、年間目標の考課?!や、

 読書記録の棚卸しなどをしていると、

 あっという間に時間がたってしまいます・・


 社会人になってから、毎年100冊から120冊程度の読書だったのですが、

 今年は、「レバレッジ・リーディング」に触発された・・というよりは、

 ブログでのみなさんのコメントが励みになり、

 自己新記録の329冊(マンガ、雑誌除く)を読むことができました。


 ジャンルがバラバラなので、ランキングというのも合わないので、

 1月から12月までの月毎にはまった本・ジャンルを紹介したいと思います。


1月 浅田次郎「天切り松」シリーズ。

  元旦に「中原の虹」でスタートしましたが、浅田さんの本、どれも良かったです。

   浅田次郎「天切り松 闇がたり」

2月 スティーブン・レビー「ハッカーズ」

  レビーさんの他の本、「暗号化」「人工生命」も、圧倒的な調査に感動しました。

   スティーブン・レビー「ハッカーズ」・・・・ハッカー倫理とその現在

  本書、「コンピュータの名著・古典100冊」の1冊でしたが、
 
  このブックガイドの副題が「若きエンジニア必読」とありましたが、
  今年30冊ほど積み増しし、ようやく6割・・
  来年も継続ですね~。

3月 サイモン・シン「フェルマーの最終定理」

  アンドリュー・ワイルズが、7年間に渡り屋根裏に籠もって考え続けたこと・・
  
  このワイルズの生き方、感動です。

   サイモン・シン「フェルマーの最終定理」・・すべての数学の歴史は、この問題を解くためにあった

4月 George Stanley/Third-Grade Detectives

  英語多読の一環・・・といいつつ、小学校3年生向け(^_^;)

   英語100万語/George Stanley/Third-Grade Detectives #1

5月 プラトン全集

  今年のGWは、福島への旅行と、その間に読み続けたプラトンさんでした。

  幸福感の漂う「パイドロス 美について」が一番好きですね~。

   ソクラテスとプラトン・・・「プラトン全集」

6月 ヘロドトス「歴史」トゥーキュディデース「戦史」クセノポン「ギリシア史」

  紀元前550年頃から紀元前350年頃までのギリシアを中心とする世界史。

  ソクラテス、プラトンの生きた時代、思想的な背景を知る・・なんていうことよりも、

  当時にとっての現代史、ワクワクします。

   ヘロドトス「歴史」上巻・・・事実は小説より

   トゥーキュディデース「戦史 上」・・・ペリクレースの名演説

   クセノポン「ギリシア史 1(ヘレニカ)」・・・アルギヌサイ事件・アテナイの敗北・三十人僭主政治

7月 阿刀田高「獅子王 アレキサンドロス」

  阿刀田高さん他の著作・・「新トロイア物語」「ホメロスを楽しむために」
  「ギリシア神話を知っていますか」ともども、とっても良い古典の水先案内人だと
  思います。
 
   阿刀田高「獅子王アレクサンドロス」・・・圧倒的な行動

8月 羽生善治「決断力」

  具体性の明確さ・・その一端がわかります。

  谷川浩司さんの「集中力」、
  23歳の新鋭・渡辺明竜王の「頭脳勝負 - 将棋の世界」
  棋士の世界を垣間見た気がします。

   羽生善治「決断力」


9月 本多静六「人生計画の立て方」

  駄貧知さんが、本多静六博士の「自分を生かす人生」を紹介されていたので、
  4冊シリーズ手に取りました。

  理論・計画と実績・・でも、理論・計画を実績に結びつけるためには、

  強靭な意思が必要であること・・が、わかります。

   本多静六「人生計画の立て方」

10月 トーマス・フリードマン「フラット化する世界」

  完全に一年積読していたもの。

  でも、読んで良かったです・・「フラット化」への対応は、大きな課題ですね!

   トーマス・フリードマン「フラット化する世界 上」

  ところで、この月の次点は、水野敬也さんの「夢をかなえるゾウ」です。
 
11月 ドストエフスキー「カラマーゾフの兄弟」

  読みやすい亀山郁夫さんの新訳のおかげで、やっと読むことができました。

  ドストさんの長編は、来年への宿題になりました。

   亀山郁夫訳・ドストエフスキー「カラマーゾフの兄弟1」・・・「亀カラ」でリベンジ!

12月  畑村洋太郎「決定版・失敗学の法則」

  12月は、畑村洋太郎さんや中尾政之さんらの失敗学関連の本ばかり読んでいました。

  この流れ、しばらく続きそうです。

   畑村洋太郎「決定版・失敗学の法則」・・隠蔽のダメージは300倍!




 これで、いったん年内のブログアップはこれで打ち止めにします。

 この1年、ご訪問いただいたみなさん、大変ありがとうございました。
 
 来年もよろしくお願いいたします。

 よいお年を!


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働きがいのある人生

ブライアン・トレーシー「働きがいのある人生」・・・リーダーシップの姿


ブライアン・トレーシーさんの整理された

 リーダー像、リーダーシップの姿、
 
 素晴らしいです。


 転記しながら、ここ数週間、アセスメントとリカバリーのために参画した

 プロジェクトでの自身の行・言動を想起しつつ、反省は深く・・

 ・・少しでも近づきたいと願いながら・・・



「リーダーシップの特性とリーダーの資質は、

 トゥキュディデスの「ペロポネソス戦役史」以降、

 今日までおよそ2500年にわたって論じられてきた。」

  トゥーキュディデース「戦史 上」・・・ペリクレースの名演説


34.誠実の法則

 金も権力もない人と接するときの態度で、

 その人が大物かどうかを見分けることができる。

「人間関係における誠実さを最もよく表わすのが、“一貫性”である。

 時間が過ぎても、状況が変わっても、一貫した態度を貫くのがすぐれたリーダーの条件だ。

 この一貫性が人々の信頼を獲得する。

 一貫した態度とは、誰に対しても同じように接するということでもある。

 相手が重要な顧客であろうと、部下であろうと態度を変えたりしない。」 



36.現実主義の法則

 事実は嘘をつかない。

「すでに起こってしまったこと、もうどうにもならないことに、くよくよしてはいけない。

 起こってしまったことは事実である。それが現実である。

 事実について私たちにできることは、受け止め方を変えることしかない場合が多い。


 変えることのできない事実にどう向き合うか。

 それが、短期的には仕事の効率を、長期的には成功を左右する。」


38.野望の法則

 リーダーにとってリーダーシップとは、
 
 成果をあげるための道具である。

「誰でも給料分の仕事は行うが、それ以上の働きをさせるためには、

 何らかの展望を示さなければならない。

 この展望を示し、社員に浸透させることが、

 リーダーの重要な責任の一つである。


 目標を定め、計画を立て、全力をあげて実現に取り組む人がリーダーだ。

 自分だけでなく周りが見ても納得する未来像を描いた人だけがリーダーとなる。

 どこに行きたいのか、

 なぜそこに行きたいのか、

 そこに行くためには何をしなければならないのか。

 それを見極めた人だけがリーダーとなる。」



42.自立の法則

 自分が好きな仕事に打ち込んでいれば、

 他人のせいにはしない。

「リーダーは一般的に自立した考え方と、明確な価値観、目標、個人的な使命などを

 持っている。

 何を信じ、何のために働くのかも、はっきりしている。

 どんな理由があろうとも、自分の価値観から外れた行動はとらない。

 特に、誠実さや責任感といった、価値観の中核を成す仕事に対しては絶対に妥協しない。

 
 すぐれたリーダーは周囲の感情や意見に配慮するが、

 反対意見や反論を怖れたり気に病んだりすることはない。

 広く意見やアイディアを求めるが、決断するのはあくまでも自分自身である。


 リーダーは不必要な自己弁護をしない。

 言い訳をせず、自ら責任を負う。

 合理化、正当化、責任のなすりつけなどの行為とは無縁である。

 批判や、意見の相違や、思いがけない態度の豹変ぶりに接してもうろたえない。

 
 すぐれたリーだーは自分の長所と短所を理解し、受け入れている。

 だからこそ相手を受け入れることができるし、むやみに人を変えようとは思わない。

 リーダーは相手のことを決めつけたり非難したりしない。

 人にはそれぞれ特徴があり、簡単には変わらないことを知っているからだ。


 そして何よりも、自分自身に高いハードルを設定し、その基準をクリアしようと日々努力する。

 自分を誰かと比較するのではなく、理想とする自分の思い描いた姿と比較するのが

 リーダーのあり方だ。


 リーダーは明確な目標を持ち、自分で決めたスケジュールにしたがって、

 自分のペースで仕事を進める。

 成功したときも失敗したときも、自分自身にその原因を求める。

 自分は完璧な人間ではないことを自覚し、つねに努力を怠らない。」


43.成熟の法則

 困難や逆境にあっても、

 リーダーは決して自分を見失わず、落ち着いて行動する

「物事がうまく進まないなら、それはそういうふうになっているからだ。

 思い通りに進まなくても、癇癪をおこしたり人を非難したりしない。

 つねに冷静で健全な態度を崩さない。

 高い目標に向って邁進するが、途中で失敗してもジタバタしない。

 自分にできるのは最善を尽くすことだけであるのをリーダーは心得ている。


 自分のことを好きで大切している人でなければ、

 感情的に成熟することはできない。

 自分自身を肯定的にとらえることのできる人だけが成熟する。・・」


来年は、成長から、成熟へが、

テーマでしょうか?!
 



凡人でも面白いほど進化する成功手帳術

下川浩二「凡人でも面白いほど進化する成功手帳術」


 来年の手帳の準備を進めていますが、
 セミナーズさんの音声テープで以前から聴いていた
 シモヤンこと、下川さんの手帳術。

 
 「自分との約束」のための手帳・・を、

 明確に認識すること、ものすごく大切ですね!

 手帳作りのお手本も、楽しいです。



「本来のスケジュール手帳とは、

 他人との約束を次から次へと記入していく手帳のことをいいます。

 一方、

 やりたいことリストがいっぱいの手帳とは、

 未来の自分との約束がたくさん書かれた手帳のことをいいます。」


「手帳とは、

 内面の自分と向き合って、自分は将来何がしたいのか、

 何を手に入れたいのか、

 どんな人間になりたいのか、

 そんな自分との約束を書くことで、
 
 いま何のためにこの仕事をしているのかを知ることができるもののはずです」


 「他人との約束」か、「自分との約束」のいずれを重視するか?

 その結果は、未来に大きな違いをもたらす!


「今日の成長記録」を取ることの効用・・

「人というものは、口にした言葉通りのことが再び起こります。

 不平不満や愚痴をいっていると、

 また愚痴をいいたくなるようなことが起こるのです。

 逆に、面白かった、楽しかったと紙に書き出しておいたら、

 また面白いことが起こるというわけです。」

 この記録をたまに読み返して、ニヤニヤと幸せ状態になる・・

 自分に「元気の魔法」かける。

 


○ツキを呼び込む10カ条

1 プラス思考、プラス発想
2 勉強好き
3 素直さ、聞く耳を持つ
4 感動する
5 感激する
6 感謝する
7 ツイてる人とつきあう
8 親孝行をする
9 人をほめる
10 自分はツイてると思い込む


 自分の手帳を、ワクワク・ドキドキのおもちゃ箱にする・・・

 いいですね!


 本多静六「私の生活流儀」その2・・・手帳、エキス勉強法と行読法

 手帳の季節・・・自分の専用手帳を作ろう!



大前流心理経済学

大前研一「心理経済学」


 大前研一さんの新刊。

 11月の発売直後に読んだのですが、そのままにしていました。

 本の整理・・というか、本棚に収まらないので箱詰めするため、

 ちょっと振り返り。


 消費税を1%上げても、税収は約2兆円の税収。

 5%アップし、消費税率10%としても10兆円。


 一方、個人資産1500兆円の運用利回りが1%上がると、

 15兆円。

 1500兆円のうち、たとえば3割の500兆円分が投資にまわり、
 
 運用利回りが3%分余分に向上するのでも同じ。


 ただし、それには、

 個人がいかに安心してお金を使える社会、

 投資できる社会を作るか、がポイント。


 固く閉じられたサイフの紐を緩むのは、

 心理面の転換にあるのだ。


 
○日本人の心理を開放する経済政策

1.金利を上げる

2.相続、贈与等に関する税制を見直し資産の若年層への移動を早めにする

3.住宅の建て替えを奨励する

4.アクティブ・シニアのコミュニティを作る

5.いくらあれば生活できるのかのライフプランを提示する

6.ベンチャー企業のエンジェルとなる

7.資産運用を国技にする


 最後の「資産運用を国技に」!は、

 シンガポールのリ・クアンユーさんが首相退任後、

 年金基金の総裁になり、過去、年間9%の利回りを実現し、

 中国の台頭により貿易などのシンガポールの経済地位が相対的に低下しても、

 運用収益だけで十分に国民を食べさせるレベルにまで持ってきている、と。


 また、円高・円安の議論において、

 輸出に有利というモノの流れだけで経済を捉え、円安を歓迎しているが、

 完全に時代遅れの考え方だ、と。

 2005年度の日本の国際収支は、
 
 貿易黒字は、9兆5888億円、に対し、

 投資などによる所得黒字は、12兆5634億円

 となって後者が上回っている。


 
 国家レベルはもちろんのこと、

 個人レベル・・40代、50代は資産運用を必死に勉強すべし、と。


 個々人で努力しつつ、

 日本の年金基金に、バフェットさん級の人がアサインされるように

なれば・・と思ってしまいます?! 




失敗百選


 中尾政之「失敗百選 41の原因から未来の失敗を予測する」の

巻末に参考文献の一覧が載っています。


 少しずつ手にとっても良いかもしれません。


 「世界の重大災害」・・さすが損保会社編、との評。
 
 非売品ですが、読みたい!


○失敗知識を書籍で学ぶ

1.続々 実際の設計 失敗に学ぶ 畑村洋太郎編

2.創造設計学 中尾政之

3.失敗学のすすめ 畑村洋太郎

4.失敗に学ぶものづくり 畑村洋太郎編

5.橋はなぜ落ちたのか ヘンリー・ペトロスキー

6.ものが壊れるわけ 壊れ方から世界をとらえる

 破壊力学 小林英男

7.失敗の本質 戸部良一、野中郁次郎 他

 アメリカ海兵隊 野中郁次郎

8.この国の失敗の本質 柳田邦男

 科学技術はなぜ失敗するのか 中野不二男

 国産ロケットはなぜ墜ちるのか 松浦晋也

 医療事故がとまらない 毎日新聞医療問題取材班

 北米大停電 山家公雄

9.幻の大戦果 大本営発表の真相 辻泰明

10.電撃戦という幻 カール=ハインツ・フリーザー

11.災害・事故事例事典

12.環境・災害・事故の事典 平野敏右編集代表

 火災事故爆発事故事例集 安全工学協会編

13.世界の重大災害 社団法人日本損害保険協会編 非売品

14.事故は語る D&M日経メカニカル編

15.建設事故 重大災害70件に学ぶ再発防止策 日経コンストラクション編

 現場の失敗 欠陥構造物を生む設計・施工の落とし穴 日経コンストラクション編

16.第2版 科学技術者の倫理 その考え方と事例 C.Harris,Jr

17.航空事故 デイビット・ゲロー

18.航空機事故はなぜ起きる 元日航機長の警告 諸星廣夫

 エアバスA320はなぜ墜ちたのか ミシェル・アスリーヌ

19.アポロ13号奇跡の生還 ヘンリー・クーパーJr

20.なぜ起こる鉄道事故 山之内秀一郎

 折れたレール イギリス国鉄民営化の失敗 クリスチャン・ウルマー

 変わった構造物と特異な災害 仁杉巌監修、池田俊雄、久保村圭助

21.信楽高原鉄道事故 網谷りょういち

 事故の鉄道史 佐々木冨泰、網谷りょういち

 続・事故の鉄道史 佐々木冨泰、網谷りょういち
  
22.海難の世界史 大内健二

23.迷路のなかのテクノロジー H.コリンズ、T.ピンチ

24.アポロは月に行ったのか? メアリー・ベネット、デヴィット・S・パーシー

 南京事件 証拠写真を検証する 東中野修道

 エシュロン 産経新聞特別取材班

 すべては傍受されている 米国国家安全保障局の正体 ジェイムズ・バムフォード

 エコノミックアニマルは褒め言葉だった 誤解と誤訳の近現代史 多賀敏行

25.「狂牛病」どう立ち向かうか 矢吹寿秀

26.2000年有珠山噴火 北海道新聞社

27.冷蔵庫が火を噴いた 全国消費者団体連絡会PLオンブズ会議

28.田中角栄失脚 塩田潮

 田中角栄研究全記録 立花隆

29.吉野家の経済学 安部修仁、伊藤元重

30.イノベーションのジレンマ 技術革新が巨大企業を滅ぼすとき クレイトン・クリステンセン

31.ブランドはなぜ堕ちたか 産経新聞取材班

 会長はなぜ自殺したか 読売新聞社会部
 
 会社はなぜ消滅したか 読売新聞社会部

 巨大銀行の沈没 須田慎一郎

32.人はなぜ失敗するのか ディートリッヒ・デルナー、近藤駿介監訳

33.ヒューマンエラーの科学 大山正、丸山康則

 事故はなぜくり返されるのか 黒田勲監修、石橋明

 コンプライアンスの知識 高巌

34.人はなぜ逃げおくれるのか 災害の心理学 広瀬弘忠

35.刑法判例百選1総論(第5版) 芝原邦爾 他

 英米判例百選(第3版) 

 交通事故判例百選(第4版)

 医療過誤判例百選(第2版)

 判例から学ぶ交通事故事例集60選 渡辺智子  
 


お金に学ぶ

草間俊介・畑村洋太郎「東大で教えた社会人学 お金に学ぶ」



「東大で教えた社会人学」の第二弾。
 
  草間俊介・畑村洋太郎「東大で教えた社会人学 人生の設計篇」


「人生では「好むと好まざる」とにかかわらず、誰にもお金の問題は付いて回る。

 「お金とどう付き合うか」という設問は、

 「人生をどう生きるか」という設問とほぼ等価である。」

 お金の付き合い方を、草間さんが解説しますが、

 時折りドキッとする言葉に驚きます。


 「お金が一番ではない。それが十分にあるうちは


 「神は貧乏人を愛し、

  金持ちを助ける
」・・・ってm(__)m

 
 「儲かる仕事とは何か。

  人が嫌がること、
  
  面倒臭いこと、

  難しくてできないことが儲けになる・・

  「面倒臭いが儲けの元」・・

  要するに、人に喜ばれることをするのが儲けの元なのだ。」
 

 「世の中から求められる自分の能力、

  言い換えれば

  市場価値を高めるためにお金と努力を惜しんではいけない。・・

  
  一番効果的で確実な投資は、自分に対する投資だ。」


 「本を読むのは最少費用の自己投資であり、

  自己啓発行為だと思う。」


 「どんなに親しい人に頼まれても連帯保証人になってはいけないし、

  連帯保証を頼んでもいけない。

  保証人を断るときは「親の遺言で・・」とか、

  「身近な人が連帯保証で破産したから」とうまく断りたい。」


 永井豪さんの「ダンテ神曲」を紹介しましたが、

 先日、復刊ドットコムさんから、

 ダンテ『新 生』の復刊の連絡が来ていました。


 親愛なるベアトリーチェ!

 ですね。



以下、お知らせメールより。

下記タイトルの復刊が決定いたしました。
この機会に是非ご購入下さい。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
■『新 生』(最終得票数 6 票)
http://www.fukkan.com/fk/VoteDetail?no=6216
――――――――――――――――――――――――――――――――――
【著者】ダンテ 山川 丙三郎 訳
【発行】岩波書店
【定価】588円(税込み)
【発送時期】2月下旬

「新生」はダンテ(1265‐1321)の若き時代の詩31篇を骨子とし、その由
来を述べた散文を加えたもので、イタリア文学において文学史的見地から
重要であるだけでなく、その純化した愛の観念、表現上の多くの独自性、
全篇を通じての若々しいいぶき、詩の由来における清新な響きなどが作品
そのものに独立した価値を与えている。
 

ダンテ神曲

永井豪「ダンテ神曲」・・・現世は神によって人間性を試される場

 
 「デビルマン」「キューティーハニー」等の永井豪さんが描く、

 ダンテの「神曲」。


 ダンテの「神曲」

   地獄編

   浄罪編

   天国編
 
 の3編が、上下巻2分冊で読むことができます。



 永井さんの描く絵とともに、

 19世紀の天才的版画家、ギュスターブ・ドレが描いた

 「神曲」の作品が全編にわたって挿入されており、

 これがとっても素晴らしいアクセントになっており、

 荘厳な雰囲気を醸し出しています。


 地獄編におけるおどろおどろしさは、

 文字が十分に読めなかった人々にとっての

 仏教の地獄絵図の役割と同じでした。


 フィレンツェの政争に破れた主人公、ダンテ・アリギエーリが、

 追っ手から逃れるため、フィレンツェの黒い森に迷い込む。

 このダンテを、

 「アイネイアス」の作者である偉大なるローマの詩人ヴェルギリウスが、

 導きます。

(ヴェルギリウス ・・阿刀田さんの「新トロイア物語」でのアイネイアスの奮戦振り

 ・・トロイア陥落から、ローマ帝国建国前史までの思い出すとちょっと感無量)

 阿刀田高「新トロイア物語」・・・「イリアス」「オデュッセイア」「アエネーイス」のエッセンス


様々な罪を犯した人々が永劫の苦しみを味わう

地獄を見て、

ダンテはヴェルギリウスに問う。

「師(マエストロ)よ。

 人が罪を犯さず
 
 生きぬくことの難しさを感じます。


 人は一生のうちで

 何度か罪を犯してしまうのではないでしょうか。

 
 いや!

 それこそが

 人ではありませんか・・?!」 と。


ヴェルギリウスはこう答える。

「人はおろかで

 人生はきびしい


 人は常に罪を犯しかねない

 環境にあるといえる

 
 ゆえに生きるとは

 人生とは・・・

 神が人に与えた

 試練なのだ!!」


「ダンテよ?!

 おまえが

 この地獄で見たものを

 人の世に伝える意味もそこにある!!


 人は死後の世界があることは

 知らねばならない!


 現世だけうまく生きぬこうとする者は

 地獄で永劫の苦しみを味わうことを

 知らねばならぬ。


 人が

 死後の世界のあることを知れば

 現世での生き方も変わるだろう・・

 現世が神によって

 人間性を試される場とわかれば

 人の生きざまも変わるやもしれぬ

 
 ダンテよ

 だからこそ

 地獄をしっかりと

 見て行くことだ!

 そして人々に伝えるのだ?!

 
 ダンテ

 おまえのたぐいまれな詩の力で!!

 言葉の力で伝えるのだ!!」
 


 本書、現在絶版中。

 でも、中古本だと200円ほどで手に入るので、お薦めです。 



 以前紹介しましたが、今道友信先生の講義録を聴くことができます。

 今道友信先生 ダンテ『神曲』連続講義

 ・・って、まだ序論しか聴いていないのでした^_^;




直観でわかる数学(続)

畑村洋太郎「続・直観でわかる数学」


 「直観でわかる数学」の続編。

 冒頭、前作で

 「読んだらタチドコロに数学がわかるようになる本カナ?」と

 憤慨された方へはゴメンナサイ、とのこと。


 でも、再度、「数学だって直観でわかる」のだ、と。

「自分の頭だけで徹底的に考え、考え尽くして、自分なりの「考えの道筋」を作っていくと、

 じきに「その道筋をスキップして飛び跳ねて、向こうに行ってしまっても大丈夫」 

 という具合に頭の中が動くようになる。そうすると、問題を見た途端に、

 その起点と終点とを一気に結びつけられるようになる。・・

 こういう頭の中の働きを、私は「直観」と呼ぶ。

 これは言い換えると、物事を徹底的によく考え、

 考えぬいた人だけが「直観」を体得できるということである。・・

 私の「直観でわかる数学」は、そのように考えに考え抜いて、頭の中に「考える道筋」

 を作りながら、数学の概念の本質を掘り起こし、理解していく本なのである。」


 ということですが、前作よりさらに本質論にさかのぼり、


 好きな数・気色の悪い数に対する考察から、
 
 足し算、引き算、掛け算、割り算のやり方の不合理・不徹底なところ

 を取り上げます。

 畑村流の計算方法を見ていると、従来の筆算の仕方の不思議さ・・

 でも、紙と人間の頭の絶妙なバランス感覚を考えついた先人のすごさに

気づかされます。



 小学生に算数を教えていて、

 割り算でつまづくことが多いこと。

 でも、その疑問がわからない大人よりも、子どもの方が「本質を見ている」。

 たとえば、

  6 ÷ 3 ができるのに、

  3 ÷ 6 になると途端にわからなくなる。

 大人は小数を使って解いてしまうが、

 子どもが「わかんない」と言っているのは、そんなことではなく、

 そもそも 3 ÷ 6 の割り算の「意味がわからない」と言っているのだ。

 3 ÷ 6 の割り算を言葉に言い換えると、

  3の中に6は何個ありますか?

 という問いに対して、至極まっとうに考えれば、答えは「あるわけがない」。

 「小さい数を大きい数で割る」などというのは、ありえないことなのである。

 
 当然ながら、小数を使えば解けてしまうが、

 そこが数学の気色悪いところなのである一方、

 小数という概念を導入することで、できないことを「できる」に変えた

 人類の知的営みの偉大な成果なのだ、と。 


 この概念の拡大の自由さ・偉大さ・・・すごいですね~。




直観でわかる数学

畑村洋太郎「直観でわかる数学」・・・数学の本質がズバリわかる


 本書・・

「自分には問題を解く技術(スキル)はある。
 
 しかし、数学の本質がわかっていない」人へ向けた本・・

 なので、「数学の本質がズバリわかることは保証する」と太鼓判を

 押されていますが、

 読み終わって、技術(スキル)が身につくわけではないので、

 技術(スキル)を求めている方は、当然ながら、勉強する必要があります。


 でも、百聞は一見にしかず・・のとおり、

 図形を多用して、「行列」や「指数・対数」「微分・積分」などの

 従来の教科書的な説明のダメな点と、畑村さん流の本質の説明・・

 なるほどな~、と楽しかったです。



たとえば、

「微分方程式」の項では、

読者のみなさんのうち、おそらく9割の人は、

 学校を卒業したら微分方程式など金輪際、未来永劫、解かない。


 これは大学で30年以上教鞭をとり、また工学研究者として生きてきた

 私の、経験を見聞にもとづく確信である。


 ・・ならば勉強しなくてはよいのかといったら、そんなことはない。

 微分方程式は、解きはしないが、その考え方は必要なのである。」


「微分方程式」の本質は、
 
 「部分を見れば全体がわかる

「ここでいう「部分」とは、微分係数dy/dxのことである。

 「全体」とは、未知の関数 y=f(x)のことである。・・

 微分方程式で知っておくべきことはこれに尽きる」と。
 


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