〈新訳〉ガリア戦記

ユリウス・カエサル「<新訳>ガリア戦記」


訳は、中倉玄喜さん。


 エドワード・ギボン「新訳・ローマ帝国衰亡史」、面白かったので、その続き。

  エドワード・ギボン 「新訳・ローマ帝国衰亡史」上巻

エドワード・ギボン 「新訳・ローマ帝国衰亡史」下巻



 100ページ強の解説、充実していていいです。


 ガリア戦記以前のカエサル・・野心家でしたが、まだまだの存在。
 
 現在のフランスであったガリアを平定する過程で、自分の軍隊組織と資金を得て、

 ローマ政界のトップに上りつめます。

 
 古代ローマの軍隊・・「エクセルキトゥス」

 ・・「エクササイズ」の語源であり、

 たんに鍛える、のではなく、「常に鍛える」の意。

 
 カエサルの軍隊の強さの秘訣・・

「そのひとつは、上からの指示がなくとも、各兵士が自分でなすべきことを自分で判断

 できるようになっていたこと。

 これは、それまでの戦闘経験の賜物にほかならない。

 もうひとつは、各軍団が陣地の完成まで壕にとどまっていたこと。・・

 各指揮官とも、敵の急接近をみるや、みずからの判断で適時、

 適切な行動をとったのである。」


 指揮官であるカエサル・・でも、自軍が苦境に陥るや・・

「このとき盾を持っていなかったカエサルは、

 最後尾の兵士のものをとり上げて、みずから第一戦列へ加わった。

 そして百人隊長一人ひとりに声をかけ、同時に、一般の兵卒をも励ましながら、

 剣を自由に使えるよう、前に出て隊伍をひらけ、呼ばわった。」
 

 
 三人称で語る自分を語るカエサル・・

 歴史を記す、という意識とともに、

 ローマ市民に対する強烈な業績のアピールでした。

 ローマを遠く離れ、ガリアの地をホームにして、実に8年。

 その間も、ローマに、自分の存在感を示し続けていました。

 ルビコン河を渡る前夜でした。

 

<目次>
第1巻 紀元前五八年
第2巻 紀元前五七年
第3巻 紀元前五六年
第4巻 紀元前五五年
第5巻 紀元前五四年
第6巻 紀元前五三年
第7巻 紀元前五二年
第8巻 紀元前五一~五〇年



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カゴメ


 カゴメさんから、優待到着。

 今回は、野菜生活・・でしたね~。


2811 カゴメ(株)
権利確定月 3月末日・9月末日
100株以上 1,000円相当の自社商品
1,000株以上 3,000円相当の自社商品



仮説思考

内田和成「仮説思考 BCG流問題発見・解決の発想法」


  素晴らしい仮説思考・・これは体得しないと!

  でも、地道な日頃のトレーニングの積み重ねによる経験が必須。

  ここにも、ショートカットするマジックはありません。

  でも、量が質に転化する瞬間、味わいたいですね~。



 仮説とは、情報収集の途中や分析作業以前にもつ「仮の答え」のこと

 仮説思考とは、

  ・情報が少ない段階から、常に問題の全体像や結論を考える思考スタイル

  ・物事を答えから考えること
 
  ・ベストな解を最短で探す方法。
 

なぜ仮説思考が必要なのか?

「迅速な意思決定のためには、いまある選択肢をいかに絞り込むかという視点で

 情報収集すべきなのだ。

 意思決定に使える時間には限りがあり、完璧な答えが出るまでに意思決定を

 先送りしたくても、相手は待ってはくれない。」

 何もしないことがリスクになる現在、網羅的な情報収集より、

 限られた情報をもとに、仮説思考で最適な意思決定をすべきである。


大きなストーリーを考える

 「問題に対する解決策や戦略まで踏み込んで、全体のストーリーをつくってしまう。

 そうすると、ごく一部の証拠は揃っているけれども、大半は証拠がない状態になり、

 そこから証拠集めを開始することになる。

 その場合には、自分がつくったストーリー、つまり仮説を検証するために必要な証拠

 だけを集めればいいので、無駄な分析や情報収集の必要がなくなり、非常に効率が

 よくなる。」


仮説・検証のプロセスを繰り返す

 「なにより仮説は正解ではない。確からしい答えなのである。・・

 「仮説は何らかの作業を通じて検証できるものでなくてはならない。

  仮説は検証することで、よりよい仮説に進化していく。

  仮説→実験→検証を繰り返すことによって、個人や組織の能力は向上するともいえる。

  したがって、仕事の中に、このプロセスを組み込むことができれば、

  比較的スムーズに業務改善を進めていくことができる。」


分析の前に、仮説ありき

 様々な分析手法やツールの波に溺れてはいけない


よい仮説とは

 「よい仮説は、経験に裏打ちされた直感から生まれる。

  仮説を立てるには経験を積むことが大切だ。

  少ない情報でよい仮説を立てられるようになるには、経験を重ねるしかない。

  どんどん仮説を立て、間違っていたら別の仮説を立てる。」

 仮説をどんどん進化させていく。この過程が、トレーニングになる。

 ロッテのバレンタイン監督曰く「勝ち星は逃しても、教訓は手に入れろ」


仮説思考のトレーニング方法

 1.日ごろから「So What?(だから何?)」と考え続けること。

 2.なぜを繰り返す 最低5回は繰り返す

 ・とにかく、少ない情報で考える訓練をすること



仮説の効用

 個人レベルでは、

 ・仕事が速くなる

 ・仕事の質が高くなる

 ・全体像から細部に取り組むスタイルが身につく

 ・先見性、少ない情報で意思決定する判断力、決断力が身につく

  「マネジャーは足元を見つめ、リーダーは地平線を見つめる」ウォーレン・ベニス

 組織レベルでは、

 ・仮説・検証を組織全体で共有化することにより、

  企業の組織能力を飛躍的に高めることができる



<目次>
はじめに
序章 仮説思考とは何か
情報が多ければ正しい意思決定ができる?
早い段階で仮説をもてばうまくいく
現時点で「最も答えに近い」と思われる答え
仮説思考を身につけるために

第1章 まず、仮説ありき
1 なぜ仮説思考が必要なのか
2 先見力と決断力を支える
3 情報は集めるよりも捨てるのが大事
4 大きなストーリーが描けるようになる

第2章 仮説を使う
1 仮説をもって問題発見・解決に当たる
2 仮説・検証のプロセスを繰り返す
3 仕事の全体構成を見通す
4 人を動かすのに必要な大局観

第3章 仮説を立てる
1 コンサルタントが仮説を生み出す瞬間
2 分析結果から仮説を立てる
3 インタビューから仮説を立てる
4 仮説構築のためのインタビュー技術
5 仮説を立てるための頭の使い方
6 よい仮説の条件─悪い仮説とどこが違う?
7 仮説を構造化する

第4章 仮説を検証する
1 実験による検証
2 ディスカッションによる検証
3 分析による仮説検証
4 定量分析の基本技

第5章 仮説思考力を高める
1 よい仮説は経験に裏打ちされた直感から生まれる
2 日常生活の中で訓練を繰り返す
3 実際の仕事の中で訓練する
4 失敗をおそれるな─知的タフネスを高める

終章 本書のまとめ
仮説の効用─仕事が速くなる、質が上がる
気持ち悪くても結論から考える
失敗から学ぶ─間違ってもやり直せばよい
身近な同僚・上司・家族・友人を練習台にする
枝葉ではなく幹が描ける人間になろう



脳と日本人

松岡正剛&茂木健一郎「脳と日本人」


 松岡正剛さんと茂木健一郎さんの対談。


 アノマリー、毒、鬼、異質なものを許容できなくなっている社会・・

 あらゆる汚れを排除し、「穢土」も「浄土」もなくしていく

 スーパーフラットな社会の行き詰まり・・


 面白みと革新のためには、それらを取り込むことができるしくみが必要

 「方法の国」日本にはそれができる可能性がある・・はず。

 
○異界体験

 熊本 トンカラリン 「卑弥呼の鬼道」

 長野 善光寺「戒壇巡り」

 奈良 東大寺「お水取り」

 鳥取 三仏寺「投入堂」

  特に、トンカラリン・・入水洞も良かったので、ぜひ行ってみたい!


 「そもそも一人一人が、それぞれの世界を背負っている・・

  しかし、その世界は狭い。断片です。フラグメントです。

  けれども、その断片の奥には共有する遠さがある。

  その遠さの中に世界大のものもある。・・」(茂木)


 「自分の中からの掘り起こしという作業をバイパスしてしまうと、

  結局、その意味を深く理解することなく表面だけをなぞることなる」(茂木)




<目次>
第1章 世界知を引き受ける
第2章 異質性礼賛
第3章 科学はなぜあきらめないか
第4章 普遍性をめぐって
第5章 日本という方法
第6章 毒と闇
第7章 国家とは何ものか
第8章 ダーウィニズムと伊勢神宮
第9章 新しい関係の発見へ


 今週は、トラブル対応と飲み会で、午前様続き・・・

 タクシーの中で気絶してたせいか、かえって目が冴えてます(^^♪


 久しぶりに優待ネタ・・

 今日、ユニカフェとキーコーヒーの優待品受け取りました。

ユニカフェ
 ユニカフェ


キーコーヒー
 キーコーヒー

 
 
 毎日、朝晩、コーヒー飲むので、ありがたいです。

 でも、足りないので、割引・・に釣られて、それぞれ通販の申込みを
 早速するのでした。

 ・・ユニカフェさん、買い増そうかな~


2597 (株)ユニカフェ
権利確定月 9月末日・3月末日
100株以上 2,000円相当の自社製品
1,000株以上 3,000円相当の自社製品

2594 キーコーヒー(株)
権利確定月 3月末日・9月末日
自社製品詰合せセット
100株以上 1,000円相当
300株以上 3,000円相当
1,000株以上 5,000円相当

 株価見たら、優待はユニカフェの方がいいのに安くなってます。
 
 キーコーヒーは今日、+300円(前日比+19.40%)・・で、謎の急騰?!

 なぜ???



アフタースクール


 今日は一日自宅待機の日・・と思っていたら、

 15時前に、無事本番事前検証完了の連絡あり。

 急いで、イクスピアリに、昨日公開の「アフタースクール」見に行きました。


 爆笑あり、ニヤリとする笑いあり・・・


 最後まで見たら、思わず唸ってしまうので、ストーリーの説明はなし。


 以下、ネタバレしていませんが、見たい人は読まずに行ってください!


 
 登場人物も騙されますが、見ていた観客も、すっかり・・監督の術中に。

 でも、あとで最初のカットから思い出すと、全部つじつまがあっています。

 上手く騙されるのも快感ですね~。


 主役の大泉洋さんと、佐々木蔵之介さん、堺雅人さんらみなさん、

 いい味出していました。

 
 DVD出たら、ぜひもう一度見たい・・でも、もう一度、映画館に足運ぶかもしれません!


アフタースクール



 PS

  まず、内田けんじ監督の前作「運命じゃない人」を、見たいです。


〈新訳〉ローマ帝国衰亡史(下)普及版

エドワード・ギボン 「新訳・ローマ帝国衰亡史」下巻

訳&解説は、中倉 玄喜。


 ユリアヌス帝・・

 「プラトンによれば、家畜群の管理はつねに高級種の生物がこれを行うべきであり、

  同様に、諸国民の指導も神々もしくは諸霊の天資にこそふさわしく、またそれが必要でもある。」 

 「ユリアヌスの食卓によく招かれていた親友の一人によれば、かれは粗食 - 通常、

  菜食であった - で、しかもわずかの量しか食しなかった。

  そのため、いつ如何なるときも心身に障りがなく、帝務のほか、著作者や祭司長、行政官や

  将軍、といったさまざまな役割をこなすことができたといわれる。」


  背教者ユリアヌス・・として有名ですが、ユリアヌス、とても働き者でした。



 第14章・・「東ローマ帝国の滅亡」にて、

 オスマン・トルコのスルタン、メフメットの大軍により、

 1453年、ついにコンスタンティノープルが陥落し、

 約2200年余続いたローマ帝国が滅亡します。

 この攻防シーン、克明に描かれており、この抜粋版でも感動は伝わってきます。

  塩野七生さんの「コンスタンティノープルの陥落」・・この本が種本の一つだったんだ、

 と確認するとともに、読み直したくなりました。



コンスタンティノープルの陥落


 でも、その前に、中野好夫さん訳の「ローマ帝国衰亡史」でしょうか。


ローマ帝国衰亡史(2)






〈新訳〉ローマ帝国衰亡史(上)普及版

エドワード・ギボン 「新訳・ローマ帝国衰亡史」上巻

訳&解説は、中倉 玄喜。

 
 カエサルの後の継いだアウグストゥスから始まるローマ帝国史。

 全10巻を、わずか上下2巻に圧縮。

 はしょったところは、中倉さんの解説で埋めて、どんどん先に進みます。

 名前しか聞いたことがなかった皇帝や事件などが、つながっていきます。

 でも、10巻読んだ方からは、評判良くないですね~。

 神は細部に宿る・・ならぬ、

 ギボンが詳細に書き込んだことを圧縮した結果、味わいがなくなっているようです。

 でも、おかげで手に取ることのなかったギボンに触れることができました。



「ローマの偉大さは、征服の速さや版図の広さにあるのではない。」

 ・・大きさだけなら、ロシアの君主や、アレキサンダー大王、ジンギスカンなどがいる。
 
 
「・・ローマ帝国という建造物のばあいは、英知によって建てられ、英知によって維持されていた。」

「じつに、ローマ世界こそ、臣民のすべてが、それぞれ祖先の宗教を自由に信じることがゆるされ、

 また社会的名誉や特典においても、征服者と対等にあつかわれていた世界だったのである。」

 
 


 ディオクレティアヌス帝の時代・・


 「総じて学問や人間精神の衰退期には、

  つねに新プラトン派の隆盛がみられる。」

 「人間の状況や能力に適した知識、すなわち倫理学、自然科学、数学等々の

  諸学問を軽視した新プラトン派は、形而上学的論争に熱を入れ、

  不可視の世界の秘密をさぐろうと、一般人はもとより、みずからもまったく

  理解していない主題について、アリストテレス派とプラトン派の両立につとめた。

 
  言いかえれば、深遠とはいえ、意味のない思索に理性を費やし、

  空想、いや妄想にふけったといってよい。」


会社でチャンスをつかむ人が実行している本当のルール

福沢恵子&勝間和代「会社でチャンスをつかむ人が実行している本当のルール 若者と女性が教えてもらえないキャリア・アップの法則」


 本書、福沢さんが訳出したベティ・ハラガン「ビジネス・ゲーム」を下敷きにしたもの。
 
 男中心の会社社会の中で、女性が生き生きと働くための知っておくべき

 15のルールを紹介しています。


 一つ一つの二者択一の問いに対して、小考して、お二人の回答見ると面白いです。

 特に、お二人の想定と違っている点については、

 ちょっと考えさせられました。

 ちなみに、ルール8や9は、言葉の使い方によるのですが、

 「攻撃」よりは、「アサーティブ」な対応が適切だし、

 必要に応じて、当人の上長にエスカレーションする等、絡め手から攻める方が良いのでは

 と思った次第。


ルール1 出世のために仕事をするべきではない。やりがいが重要である―これって本当?

 「利益を生みだす仕組みづくりをして、部下に任せられる立場になると、
  自分の時間を長時間投入しなくても、自分の裁量で仕事や時間をコントールできるように
  なるのです。
  上司が部下よりも長時間働くことは、かえって部下にとって迷惑なのです」

 「つらいときは、同僚ではなく、うまくいっている先輩に聞く」

ルール2 まじめで有能であれば、周りから認められ、評価される―これって本当?

ルール3 社内政治は本来あってはならないもの、関わるべきではない―これって本当?

 「あなたは、あなたが思っているほど有能ではない」

ルール4 仕事は中身が重要であり、お金にこだわるべきではない―これって本当?

 「働きに見合った報酬を要求しないと、なめられる」

ルール5 仕事の場で群れるのは慎むべきだ―これって本当?

ルール6 上司からよくほめられるのは、評価が高い証拠である―これって本当?

ルール7 本音とタテマエを使い分けてはならない ―これって本当?
 
 「組織においては「あなたが正しいかどうか」は問題ではなく、
  「場の目的が何か」を見極める必要があります。」

ルール8 人を攻撃してはいけない―これって本当?

ルール9 人から嫌われてはいけない―これって本当?

ルール10 残業もいとわず、できるだけたくさん仕事をする人のほうが評価される―これって本当?

ルール11 上司の機嫌をとるよりも仕事の内容で勝負すべきだ―これって本当?

ルール12 失敗して叱られるようなことがあってはいけない―これって本当?

 「叱り方によって上司を逆評価!」

 ・・怖いですね~(^_^;)

ルール13 仕事とプライベートはきっちり分けるべきだ―これって本当?

ルール14 産休・育休は、当然の権利として堂々と取得していい―これって本当?

ルール15 ルールはいかなるときも守らなくてはならない―これって本当?




Victor Hugo - Les Miserables/ ヴィクトル ユゴー「レ・ミゼラブル」

Penguin Reader LEVEL6

 

 1本のパンを盗み19年間の監獄生活を送ったジャン・ヴァルジャンの生涯・・

 とっても有名なのですが、孤児となったコゼットを引き取りにいったところまでしか

 知らなかったのでした(^_^;)


 時代は、1815年から1833年までを描いているため、

 フランス革命後の同時代のワーテルローの戦い、復古王政時代、それが滅んだ七月革命、

 七月王政頃までですが、その後の二月革命、パリ・コミューン前夜、暗い激動の時代です。


 The laws and customs of France create a social condition which is a kind of human hell.

As long as unawareness and poverty exist on Earth,

books such as this will always be needed.





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