不道徳教育

ウォルター・ブロック「不道徳教育」・・超訳・橘玲



 リバタリアニズム、リバタリアンの世界観・・

 ブロックが擁護する役割・職業は、一般常識では決して是認できないのですが、

 「自由」を、原理主義的に追求するとこうなる、というもの。


 でも、眉唾・・ではなく、

 序文はハイエクが書き、

 その中で、ハイエク自身が、ミーゼスに衝撃を受け、自由主義者に転向したこと

 が紹介されています。


 本書の図式でみると、リベラルに染まっているな~、と再認識するのでした。



 訳と文は、橘玲さん・・ですが、

 目次に、「2ちゃんねらー」や「ホリエモン」が並ぶように、超訳で、

 たとえ話は日本に置き換えられています。


○国家間のコペルニクス的転回

 「すべての不幸は国家によって引き起こされている」

 「人類の理想とは、国家の存在しない世界である」

 「「市場原理主義」こそが、人々に自由と幸福をもたらす唯一の希望なのである」


○一言でわかる政治思想

 リバタリアニズム ・・ 人は自由に生きるのがすばらしい。

 リベラリズム ・・ 人は自由に生きるのがすばらしい。しかし平等も大事である。

 保守主義 ・・ 人は自由に生きるのがすばらしい。しかし伝統も大事である。


○功利主義と原理主義

 大きな政府&功利主義 ・・ ケインズ派(市場介入主義)

 大きな政府&原理主義 ・・ リベラリスト(人権原理主義)

 小さな政府&功利主義 ・・ 古典的自由主義(レッセ・フェール)

 小さな政府&原理主義 ・・ リバタリアン(自由原理主義者)
 



○リバタリアン vs リベラリスト

 最貧国に莫大な援助を行い、対外債務が返済不能になれば免除する

 先進国のリベラリストたち・・

 とっても善意、とっても立派・・

 でも、過去数十年続けられてきた最貧国への経済援助は、ほとんど何の効果もなかった。


 リバタリアンの経済学者は、最貧国の貧困は、国家によって引き起こされたのだから、

 国家がそれを解決することは不可能だと考える。

 貧困を解消する可能性は、市場にしかないが、先進国の援助がその市場を徹底的に破壊

 してしまったからだ。

 善意の援助は、最貧国の市場を破壊し、人々を「乞食」に貶めている。

 ケニアのエコノミスト、ジェームズ・シクワチは、

 「お願いだから、もう以上、援助しないでください」

 「私たちに必要なのは援助ではなく、健全な市場経済なのです。

  私たちを、自分の足で立たせてください」


 ・・では、単に援助を中止すればいいのか?


 リバタリアンの解決策は、

  すべての先進国は移民規制を撤廃せよ

  そうすれば、世界の貧困を劇的に改善する、と。


 アフリカの貧しい人々は、ヨーロッパへ大挙して押し寄せ、

 中南米の貧しい人々は、アメリカへ押し寄せ、

 中国の貧しい人々は、日本へ押し寄せ・・

 彼らの所得は飛躍的に増えるはず。

 先進国の国民は、たまたま豊かな国に生まれたというだけで、

 とてつもない既得権を享受し、

 この既得権を守るために、厳しい移民規制を敷いている。


 しかしながら、現在の国家において、国民の既得権を奪うような政策を実行できる政府はない。

 




<目次>
売春婦
ポン引き
女性差別主義者
麻薬密売人
シャブ中
恐喝者
2ちゃんねらー
学問の自由を否定する者
満員の映画館で「火事だ!」と叫ぶ奴
ダフ屋
悪徳警察官
ニセ札づくり
どケチ
親の遺産で暮らす馬鹿息子
闇金融
慈善団体に寄付しない冷血漢
土地にしがみつく頑固ジジイ
飢饉で大儲けする悪徳商人
中国人
ホリエモン
ポイ捨て
環境を保護しない人たち
労働基準法を遵守しない経営者
幼い子どもを働かせる資本家



 橘玲「雨の降る日曜は幸福について考えよう」


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玄品ふぐ

 関門海さんの8月31日までの優待券が残っていたので、

 最寄の「玄品ふぐ」へ。

 ・・今回は、豊洲のバルデゲーにでも行こう、と思っていたのですが、

 ちょっと遠いので、またの機会・・


 玄品ふぐさん、期間限定で、夏ふぐのセットが食べられました。


 ゆびき、てっさは、共通ですが、

 焼きふぐ と、

 ふぐ天ぷらのお茶漬け

 このお茶漬け、とっても美味しかったです。

 また食べたい!
  

3372 (株)関門海
1株以上 匠味コース1人前優待券×1枚 (3,900円相当)
3株以上 匠味コース1人前優待券×2枚 (7,800円相当)
5株以上 匠味コース1人前優待券×3枚 (11,700円相当)

リベレステ


 リベレステさんから、「裏磐梯猫魔ホテル宿泊優待券」が到着しました。


 いつもの優待券・・と思っていたら、

 これまでの無料宿泊券ではなく、

 一人一泊二食付きで8500円・・の宿泊割引券に変わっていました。

 
 事前の通知なく、いきなりの優待改悪には疑問を感じつつ、

 8000番台は倒産が相次いでいて、

 そもそも優待廃止ではないか、と思っていたところだったので、

 逆に安心しました。

 
 猫魔ホテルに素泊まりして、ホテルにお金をまったく落とさないのは、

 株主にとってもよくないな~、と思っていたので、

 食事代の負担で、スーパー・デラックス・ツインに宿泊できれば、

 まだまだ魅力ある、と思います。
 

 ・・まあ、ここは優待よりも、本体が大丈夫か?
 
 の方が関心事ですね~



 株主優待 リベレステ 裏磐梯猫魔ホテル



8887 リベレステ(株)
利確定月 5月末日
裏磐梯猫魔ホテル宿泊優待券
1株以上 1枚
5株以上 2枚
10株以上 3枚



ソルクシーズ


 久しぶりに・・優待品の紹介です。


 ソルクシーズさんから、優待品の新潟産コシヒカリ3キロが到着しました。

 
 システム業界なので、決算状況ちょっと見てみると、

 12月決算なので、1四期は1-3月になりますが、

 前年比で、売上は、+1.4%と横ばいですが、経常利益は、-35.9%

 1-6月の中間期の予想は、売上 +14.6%、経常利益 -30.2%
 
 でも、

 通期では、売上 +16.1%、経常利益 +0.4% ・・とV字回復?!

 ・・どこかの会社と同じだ~、と苦笑い(^_^.)



4284 (株)ソルクシーズ
権利確定月 12月末日・6月末日
100株以上 新潟産コシヒカリ3kg
1,000株以上 新潟産コシヒカリ5kg
10,000株以上 新潟産コシヒカリ10kg



20世紀少年

今日は、映画「20世紀少年」の封切日!

大雨警報の中、映画館へ。

 最寄の映画館は、すでに50人待ちでした。

 浦沢直樹さんの原作、最初の5巻ほどをだいぶ前に読んだきりだったので、

楽しみ。

 今回は、三部作の一作目。全22巻の原作の、3分の1までを描いていたようです。


 印象に残ったのは、同窓会のシーン。

 本作、キャストがとってもとっても充実!

 三部作全部だと思いますが、総勢300名余のキャストとのこと。

 1960年生まれ・・と思われる同窓生達は、

 唐沢寿明 1963年
 豊川悦司 1961年
 常盤貴子 1972年
 香川照之 1965年
 石塚英彦 1962年
 宇梶剛士 1962年
 宮迫博之 1970年
 生瀬勝久 1960年
 藤井フミヤ 1962年
 小日向文世  1954年
 佐々木蔵之介 1968年
 
 1972年生まれの一番若い常盤貴子さんと、
 1954年生まれの小日向文世さんの間は・・なんと18年も離れていました。


 
 次回作は、オッチョ・・ショウグンこと、トヨエツの活躍に

 いまから期待です。


20世紀少年

このところ激しい雨が続きますね。

ゲリラ豪雨・・の被害、各地で大変な様子。

 金曜日の夕方は、客先で打合せ終えると、会社から帰宅勧告が出たとのことで、

 各フロア1~2名ほどしか残っていませんでした。

 その後、自社へ帰社して月曜日の資料準備をしていたのですが、

 いつもと違って、午後10時過ぎには、フロアに一人きり?!

 
 幸いにも、帰宅時には、雨はパラパラに変わっていました。

 でも、終電の2本ほど前だったのですが、こんな日にもかかわらず

 車中に酔客が結構いたのでした・・(^_^.)




雨・・先週の雨の中、手に取った本。

 
橘玲「雨の降る日曜は幸福について考えよう」


Think Happy Thoughts on Rainy Sundays


 2003年3月から11月まで、日経新聞日曜版に連載された

「日曜日の人生設計 ー もうひとつの幸福のルール」。


 橘さんの信条であるリバタリアニズムの立場が伝わってきます。


 青年は、世界中の不正義と戦う・・

 でも、「私も含めほとんどの人は正義のために生きてなどいない。

 自分と家族の幸福を守るために生きている。・・


 理不尽な世界で、私たちは目の前にある問題を、

 一つ一つ解決していくしかない。・・」


保険会社、不動産会社、健康産業からマルチ商法、新興宗教・・すべて不安産業

この「不安産業が高成長を遂げたのは、

 日本国政府の協力な支援を受けているからである。

 政府は年金問題をいつまでも解決しないことで国民を疑心暗鬼に陥れ、

 不安産業の業者に多大な収益機会を提供している。」



「老後は誰もが、一人の投資家になる。

 成功の方程式はもはや役に立たない。

 その時、金融市場について何の知識もなければ、

 どうやって自分と家族の生活を守るというのだろう。

 私たちが投資を学ぶ理由はここにある。」

 ・・でも、結果が伴わないのですね~(^_^.)



「人は誰からも承認されない人生に堪えることはできない。

 一方で、他人の欲望を生きる人生は破綻を免れないだろう。

 大衆の欲望は無際限で、渇きは永遠に癒されない。

 幸福のかたちを見失う理由は、たぶんここにある。」




<目次>
1 幸福の法則
(人生設計
 生命保険
 年金 ほか)
 FAQ よくある質問とその回答(橘さん、あなたは誰ですか?
 人生を金勘定で語るだけでいいの?
 どうすれば経済的に成功できますか? ほか)
2 正しさの問題
(年金制度を廃止しよう
 国家に国民を保護する義務はない
 貧しい者がより貧しい者を搾取する生活保護 ほか)




臆病者のための株入門

橘玲「臆病者のための株入門」・・ど素人のための投資法



 冒頭、「株式投資」はギャンブル、と認めてしまえ、といいます。

 これまで、ギャンブルはうさんくさい。株式投資はギャンブルじゃない。

 だから、株式投資はうさんくさくない・・と、株式市場関係者が主張してきた。

 でも、

 いっそのこと、ギャンブルはうさんくさくない・・だって、人生だって偶然の積み重ねなのだから。

 だから、株式投資がギャンブルであっても、株式投資はうさんくさくない、
 
 と考えた方がすっきりする、と。

 うさんくさい部分があるとすれば、株価の上下よりも、市場の不透明性にある。

 だとすれば公平で開かれた市場とする努力をした方がいい。


 1997年、アメリカの裁判所が下した歴史的な判決・・

 一人の個人投資家が機関投資家と対等のトレードの機会が自分に与えられないのは

 不公平だと証券取引所を訴えて、勝訴した。

 この1997年が、「デイトレード元年」となった。


 デイトレードに目くじらを立てる必要はない。

 デイトレードは、ライフスタイイルの一つにすぎない。

 アメリカでは、新たにゲームに参加したデイトレーダーの7割以上が1年度に

 すべての資産を失って去っていく。生き残れるのは、5%にすぎない。

 また、デイトレードの利益を、時給に換算してみると、

 効率は決してよくないのだから。
 


 究極の投資方法・・は、

 ハリー・マーコウィッツのファイナンス理論の結論。

 「経済学的にもっとも正しい投資法」・・

 それは、インデックスファンドを買うこと

 ・・を、紹介されていましたޥ

 


<目次>
第1章 株で100万円が100億円になるのはなぜか?
第2章 ホリエモンに学ぶ株式市場
第3章 デイトレードはライフスタイル
第4章 株式投資はどういうゲームか?
第5章 株で富を創造する方法
第6章 経済学的にもっとも正しい投資法
第7章 金融リテラシーが不自由なひとたち
第8章 ど素人のための投資法





おかしな人間の夢

ドストエフスキー「おかしな人間の夢」 (論創ファンタジー・コレクション)

訳は、太田正一。



 主人公のおれ・・は、「おかしな人間」じゃなくて、「気狂い」だ。


 「憂鬱なのは、連中が真理を知らないのに、おれはそれを知っているということなんだ。

  おお、われ独り真理を知るというのは、なんと苦しいことだろう!」

 ・・って、周りの人間が馬鹿に思え始めたら、とっても危険な兆候


 「白夜」の主人公と同様に、「おれ」も街中を歩き回ります。

 ・・そして、よく人にぶつかった。でも、そんなこともうどうでもよくなっていた。

 だって、ピストルを手にし、あとは引き金を引くだけだったから。


 でも、そんなある日、往来で一人の少女から助けを求められる。

 その瞬間、少女を追い払ったものの、

 少女を助けなかったことを猛烈後悔し始めます。

 この少女を助けない限り、死ぬことはできない・・と。

 結果、少女が自分を救ったのだ。


 
 主人公が、ピストル自殺後の自分を夢想するシーン・・

 まるで中原中也の「骨」でした。

 

 骨           中原 中也

ホラホラ、これが僕の骨だ、
生きたゐ(い)た時の苦労にみちた あのけがらはしい肉を破って、
しらじらと雨に洗はれ ヌックと突き出た、骨の尖(さき)。

それは光沢もない、ただいたづらにしらじらと、
雨を吸収する、風に吹かれる、幾分空を反映する。

生きてゐたときに、これが食堂の雑踏の中に、坐ってゐたこともある、
みつばのおしたしを食つたこともある、と思へば
なんとも可笑(おか)しい

ホラホラ、これが僕の骨 -
見てゐるのは僕? 可笑しなことだ。
霊魂はあとに残って、また骨の処にやつて来て、見てゐるのかしら?

故郷(ふるさと)の小川のへりに、
半ばは枯れた草に立つて見てゐるのは、-僕?
恰度(ちょうど)立札ほどの高さに、
骨はしらじらととんがつてゐる。


 ・・こういうの、好きですね~



ドストエフスキー「白夜」角川文庫クラシックス


訳は、小沼文彦。


 主人公の青年は、彼女いない歴、二十数年・・

 美少女とのデートシーンをいつも夢見ています。

 ・・なので、「白夜」という題は、白昼夢のことか、と

 思いましたが、現実の少女との出会いがありました。


 ただし、その前に、ペテルブルグの街をあてどもなく

主人公の姿が・・

「私は長いことさんざん歩きまわった。」
 
 ・・自分がどこにいるやら忘れてしまうぐらいに・・

 
 ナースチェンカという少女と出会い、

 彼女に自分の空想癖・・・妄想癖?を告白しますが、

青年期の若者の心情を代弁しています。


「それにしても喜びと幸福は、なんと人間を美しくするものだろう!

 愛にハートを沸きたたせるものだろう!

 自分のハートにあるものをそのままひとのハートに移せたらと思う。

 なにもかも楽しくあれ、

 喜びに笑み輝けという気がする。

 そしてその喜びはなんと感染しやすいものだおる!」

・・なんて表現は、恋愛の初期の様子をいきいきと表していますが、

 ドストエフスキーの小説で目にしたのは、とっても意外でした。


 でも、このままで終わりません。

 なんとも理不尽で甘くない現実を描いていたのでした。






ポール・スローンのウミガメのスープ

「ポール・スローンのウミガメのスープ―水平思考推理ゲーム」


 ポール・スローンさんの水平思考の本、2冊目。

ポール・スローン「イノベーション・シンキング」・・水平思考を身につける


 多湖輝さんの「頭の体操」みたいですが、

 この手のクイズ好きですね~(^_^.)



 81の問いのうち、一番のお気に入りは・・こちら。

 
 Q30 「グリーンランド」

 「グリーンランドは、雪と氷に覆われた島である。
  
  にもかかわらず、最初にこの地を発見した者はなぜこの島を

  「グリーンランド」(緑の地)と名づけたのだろう?」



 そういうと、

 「レイトン教授と最後の時間旅行」・・今秋発売予定ですが、

 オンスケジュールでしょうか?!



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