【送料無料】賢い身体バカな身体

桜井章一・甲野善紀「賢い身体 バカな身体」

講談社

2008年刊



≪頭で考えて身体を動かしたり、使ったりするということは、
 要は知識でどうにかしようということです。≫(甲野)
 
 つまり、背や胸や腰、脚足を差し置いて、自分の使いやすい「手」のみを
 使うというのは、バカ社長と出しゃばり社員だけで仕事をしようとするのと同じ状態である。

 でも、身体が本来の持っている感覚を活かすことができれば、バカ社長も出しゃばり社員も
 消えてしまう。

 意識的にやっていたことが、だんだん無意識でできるようになる。
 身体のネットワークを使って自動的にできるようになっていく。


≪私が武術を研究していこうと思った直接のきっかけは、
 「人間の運命は決まっているけれど自由だ」ということに21歳のときに
 気づ≫き、それを、自分の身体の感覚で確かめたいと思ったから。





≪最近は、「命の大切さ」ということをよく耳にするんですが、命が一番大事というのは、
 本当に身も蓋もない話です。
 確かにかけがえのないものであることはわかりきっていますが、
 そのかけがえのない命を何かにかけてこそ、人間というのは生き生きしてくる・・≫



 ・・ボクサーの辰吉丈一郎さんの言葉を連想します。

 「命を大事に使って人生棒に振ってしまう事もあるんですよ、
  命を粗末に使って人生大事に場合だってあるんです。」





『逝きし世の面影』渡辺京二

『千代鶴是秀』土田昇




<目次>
第1章 賢い身体バカな身体
(現代人の頭と手は、バカ社長と出しゃばり社員の関係である
 固定観念にとらわれないから、プロが驚く動きができる ほか)
第2章 身体に隠されていること
(科学は、本当の現実を扱えない
 麻雀卓を回っている情報に意味はない ほか)
第3章 なぜ、日本人は身体が弱くなったのか?
(昔あたり前のことが特別になった、いびつな社会をどう生きるか?
 子どもを育てるには、無人島に送れ ほか)
第4章 困難な時代を生き抜く身体をつくる
(どんな人間になるのがいいのか、本当のことをだれも教えない
 外で遊ばない子どもたちが、日本の未来を暗くしている ほか)
第5章 青い鳥は見つかるか?
(「専門家」が病をつくる
 携帯電話は「不安」と「寂しさ」をたくさん生む ほか)


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自分の頭と身体で考える 養老孟司他【中古】afb

養老孟司・甲野善紀「自分の頭と身体で考える」

PHP研究所

1999年刊



≪世界が止まっているというのは、我々の脳が作っている錯覚、イメージなんですね。≫(養老)

 でも、人間の単純な脳では、同時並行処理がわからない。




≪・・身体の使い方を正確に組み上げてゆくことによって、
 感情や生理的な反応自体も完全にコントロールする身体の動きがある・・≫(甲野)

 肥田翁いわく、
 「恐怖の感情が生じそうな時に、横隔膜を押し下げると、
  心臓が少しも圧迫されないので、それで全く恐怖の感情が生じない」





 教育で一番困るのは、「説明してください」という学生・・

 説明されればわかる、と思っている。




 日本人は、変わり身が早いわりに「伝統」をいいたがる。

≪何でそんなに変わり身が早いかというと、始めから建前でものを言っているからですよ。≫(養老)







<目次>
第1章 古武術と解剖学から世の中を見る
第2章 日本という村落共同体
第3章 自分の頭と身体で考える
第4章 一歩間合いをとって日本を見る
エピローグ 年齢を重ねて見えてくるもの



武術の新・人間学温故知新の身体論【中古】afb

甲野善紀「武術の新・人間学 温故知新の身体論」

PHP文庫




 昔の剣客・達人は凄かったのか?

 
凄かった・・その一例

 植芝盛平

 国井善弥
 
 黒田泰治鉄心斎

 武田惣角

 松林左馬助

 

 古の走りのプロは、

 一日に40里とか50里行く者がいた。

 時速30キロ・・マラソンの20キロより速かった?!



<目次>
心身不離の世界を求めて
現代武道は明治以後に生まれた
精神論の問題点
昔の達人伝説はホラ話か
鹿島神流、国井善弥の凄さ
日本武道の存亡をかけた米国軍人との試合
西郷四郎の勝利にクレーム
古流の砦、滝野川国井道場
剣聖達も恐れた男、黒田泰治鉄心斎
門人三万、各地に伝説を残した武田惣角〔ほか〕


【送料無料】最後の吉本隆明

勢古浩爾「最後の吉本隆明」(筑摩選書)

2011年刊




 かつて多くの若者にとってそうであったように、

 吉本隆明は、勢古さんにとって「事件」であった。


 『言語にとって美とはなにか』『心的現象論』『共同幻想論』の
 三部作は最後まで目を通したが理解できなかった・・と正直に告白しつつ、
 この三部作がなくとも、吉本さんの素晴らしさは変わらない、といいます。


 『情況』における吉本さんは、

 「無敵性」「単独性」「文章のキレのよさ」で突出しており、
 知識人でありながら庶民という「新しいインテリ像」を示した。

 また、そこでの議論は広範で「世界の広さ」を示しており、
 その議論は「公正な倫理と自信」にあふれていた、
 といいます。



 ≪人間性を置きざりにするような思想に意味はない。
  思想はつねに「人間」の下にある。

  そしてなにごとであれ、「探究するといふ苦痛」に耐えることなくして
  思想はありえない。≫


 一介の独学者が、どこまでいけるか?
 どこまででもいけることを示したのが、吉本さんだった。
 

 44歳まで、週の半分を特許事務所に勤めながら、
 『言語にとって美とはなにか』等を次々とものにしていった、という
 エピソード、感動します。




 吉本が論争相手に問い続けたことは、

 「本気かね?」

 「ほんとかね?」

 ということだった。

 もし本気だというのであれば、
 それはいったい誰のための本気なのか?
 そのために自分はなにを支払ったのか?

 それは、立身と保身、自分の安全のためではないのか?
 自分を棚上げにしてのことではないのか?

 と問うている。




 ピカイチの詩・・『日時計篇』




 エドマンド・バーク
 「絶望してはいけない。
  だが、もし絶望してしまったら、絶望の中、進み続けるのだ」





<目次>
第1章 吉本隆明という稀有
第2章 人生の辛酸と不屈
第3章 「事件」としての恋
第4章 無敵の論争、背後の含羞
第5章 独力独学による“知”の極北
第6章 片言隻句としての思想
第7章 「世界認識」×「大衆の原像」=吉本思想
第8章 一条の光射しこむ還り道
第9章 最後の吉本隆明



【送料無料】生きていくのに大切な言葉

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価格:1,155円(税込、送料別)



勢古浩爾「生きていくのに大切な言葉 吉本隆明74語」

二見書房

2004年刊


 



≪人間の情況を決定するのは
 関係の絶対性だけである。≫(マチウ書試論・転向論)




≪人は他者によって作られたじぶんに責任を負わなければならない。
 それが虚像であるばあいも真実の所在する場所だからだ。
 そしてこのばあい虚像であるかないかはどうでもいいことで、
 真実の所在する場所ということが重要なのだ。≫(世界認識の方法)




≪個人のほうが国家や公よりも大きいんです。≫(私の「戦争論」)



<目次>
第1章 生きる―結婚して子供を生み
第2章 闘う―自らを辱めざらんことを
第3章 考える―十年やりゃあいい
第4章 恋をする―籍を入れない男女の関係ってのはさ
第5章 低くする―有能な奴と闘える無能を認める
第6章 認める―僕は敗戦まで軍国主義者だった
第7章 老いる―幸福な老人とかがあると思わないほうがいい
第8章 死ぬ―さようなら、ご機嫌よう


【送料無料】老いの幸福論

吉本隆明「老いの幸福論」 (青春新書インテリジェンス)

2011年刊





 「老年期の幸福について考えるとき、身体の状態をぬきにしては語れないという
  根本的な事実につきあた」る。




 内臓の働きが感情の動きになって出てくる・・三木成夫

 
 胃がチクリとしたというときに「あっ」という。

 この「あっ」を大事にするのはある。




 「足腰が痛くなろうと、歩けなくなろうと、それを防ぐ唯一の方法は、要は医者が
  言うのと反対によく動かせばいいんです。

  身体にとってはじめはきつくても、無理して動かす。

  そうすると精神的なほうが治ってくるんですよ。」




 「結局、自分の身体をいちばんよく知っているのは自分ですから、

  自分がいいと思うことを自分でやる以外どうしようもないんじゃないかと思います。」


<目次>
1章 こきざみの幸福に気づく―超・老齢化社会への心構え
2章 知識より叡智が大事―吉本隆明流・老年からの勉強法
3章 家庭内離婚もいいかもしれない―変容しつづける家族を生きる
4章 我が子の罪の償い方―親の責任について考える
5章 老親問題も育児問題も一緒―制度としての介護、実感としての介護
6章 ガタがきた体とつき合う―老齢期に入ってからの健康法
7章 死を迎える心の準備なんてない―死を語ることの無駄について


【送料無料】すすっと瞑想スイッチ

齋藤孝「すすっと瞑想スイッチ―疲れにくい心をつくる」

幻冬舎

2011年刊



 瞑想・・・は、「心のメンテナンス」

 ≪ほんの瞬間、心をまっさらに落ち着かせる。≫


 ≪一日のうち何回か、束の間、心を落ち着かせるだけで、
  格段にストレスが溜まりにくくなります。≫


 心から、ザワザワ感を取り除く。

 「心の質」を維持する。



 「自分の主人になる」とは、

 「自分がいなくなる」ということ。



≪大きな力に対して小さな瞑想で対抗する≫




 空を見上げる・・

 空の青さを見つめていると 谷川俊太郎
 
 空の青さを見つめていると
 私に帰るところがあるような気がする
 だが雲を通ってきた明るさは
 もはや空へは帰ってゆかない

 陽は絶えず豪華に捨てている
 夜になっても私たちは拾うのに忙しい
 人はすべていやしい生まれなので
 樹のように豊かに休むことがない

 窓があふれたものを切りとっている
 私は宇宙以外の部屋を欲しない
 そのため私は人と不和になる

 在ることは空間や時間を傷つけることだ
 そして痛みがむしろ私を責める
 私が去ると私の健康が戻ってくるだろう



 不来方の お城の草に寝ころびて 空に吸はれし十五の心 啄木



「地獄の季節」      アルチュール・ランボオ 小林秀雄 訳

また見つかった、
何が、永遠が、
海と溶け合う太陽が。

独り居の夜も
燃える日も
心に掛けぬお前の祈念を、
永遠の俺の心よ、かたく守れ。

人間どもの同意から
月並みな世の楽しみから
お前は、そんなら手を切って、
飛んで行くんだ・・・

・・もとより希望があるものか
立ち直る筋もあるものか、
学問しても忍耐しても、
いずれ苦痛は必定だ。

明日という日があるものか、
深紅の燠の繻子の肌、
それ、そのあなたの灼熱が、
人の務めというものだ。

また見つかった、
何が、永遠が、
海と溶け合う太陽が。                   






<目次>
第1章 いつでもどこでも瞑想スイッチ
(1分間で心の垢をとる
 もともと日本人は瞑想が得意だった
 「心の質」を維持するということ ほか)
第2章 自分の「瞑想スイッチ」を探せ
(好きな絵を見る
 レモンの重さを感じる
 卓球のラリーをする ほか)
第3章 大きな力には瞑想で抵抗を
(バッハの音楽を聴く
 ミケランジェリを聴く
 リピートで聴く ほか)

ヒルティ著作集2 幸福論2

訳 斎藤栄治

白水社



≪憂いなき人間生活はあり得ない。
 憂いとともに、しかも多くの憂いを持ちながら憂いなしに生きること、
 これこそわれわれが身につけなければならない生活術である。≫



 あらゆる瑣事に不平不満をいう人の特徴は、
 ほんとうの心配がないことにある。

 
 経済的な不満に対しては、足るを知ること。


 また、正しい節約をすること。

 さらに、≪不思議にも規則的に与えることである。≫




《白水社》ヒルティ 小池辰雄訳ヒルティ著作集2  幸福論2     【中古】afb



ヒルティ著作集1 幸福論1

訳 氷上英廣

白水社


○エピクテトス


 エピクテトスの『人生談義』・・読みたいな~、と思っていますが、

 ただいま絶版中(>_<)

 でも、ヒルティが師範学校の校長先生宛てに・・ということは、
 師範学校の生徒宛てに、エピクテトスの言葉を整理して、紹介してくれています。




4 何事か始めようとするとき、それがどういう種類のものか、
  とくと考えるがいい。



5 物事それ自体ではなく、物事についての見解が、人間を不安にさせるのである。



6 君自身のものでない美点を誇ってはならぬ。



8 世の中のことが、君の望みどおりにゆくことを願ってはならぬ。
  むしろ、起ることは何事も起るがままに起れ、と願うがいい。
  そうすれば君は幸福になるだろう。



10 すべての出来事の際に、わが身を顧みて、これに対抗するどのような力を自分が
   持っているかと考えることだ。
   ・・
   困難な仕事がやってくれば、根気を。
   恥辱を受ければ、忍耐を。
   このように自身を慣らせば、君は決してさまざまな想念で心乱されることがないだろう。




15 大事なことは、人生にあっても、饗宴に出席したときのようにふるまえということだ。
   何かが廻ってきて、君のところに来たら、手をのばして、控え目に取るがいい。
   自分の欲しいものが当分まだ君のところに来なかったら、むやみにほしがるな。
   君のところに来るまで待つことだ。・・


   しかし君が、君に差し出されたものを何も取らず、平然とこれを見送るならば、
   君は神々の客人どころでなく、神々とともに統治する者となるだろう。・・



46 決して君はみずからを哲学者と称してはならない。
   また俗人たちのもとでは哲学の原理のことなど語らず、
   原理に従って行動すればいい。





《白水社》ヒルティ 氷上英廣ほか訳ヒルティ著作集1 幸福論1 【中古】afb

ヒルティ著作集1 幸福論1

訳 氷上英廣

白水社




○仕事をするこつ

 まず着手してみること。

 もっともやさしいところからとりかかること。

 比較的小さな分野を完全にやり、もっと大きなところはその本質的なポイントを
 ものにするよう心がけること。


 想像力に惑わされないこと。

 「あすのことを思いわずらうな。
  一日の苦労は、その日一日だけで十分である」(マタイ7・34)

≪人間は想像力という危険なものに恵まれているが、これはかれの実力以上、
 はるかに広い活動領域を持っている。
 想像力は人間が意図する仕事の全部を、なすべきはずのものとしていちどきに
 眼の前に展開する。

 ところがかれの実力の方はそれを順序を追ってだんだんと克服できるだけのもので、
 この目的をめざしてたえず元気を新たにしていかなければならない。

 それゆえ、習慣的にいつもただこの今日のために働くがいい。
 明日はおのずから来たり、それとともに新しい明日の方もまた来たる。≫


 元気も気分も感動もないのに、仕事を続けないこと。
 疲労を感じたら、別の仕事に取り替えること。


 多くの仕事をするには、力を節約すること。
 あらゆる無益な精神的、肉体的な雑事・活動を避けること。


 無意識を味方にすること。

≪精神は、それがひとたびこの沈潜という真の勤勉努力を知るならば、
 停止することなく働きつづける。≫
 



≪未来は勤労に属する。
 いつの時代でも、支配は勤労の手に帰するのである。≫



《白水社》ヒルティ 氷上英廣ほか訳ヒルティ著作集1 幸福論1 【中古】afb

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