栗本慎一郎「間違いだらけの大学選び〈怒涛編〉」

朝日新聞社

1994年刊




○皇学館大学

「伊勢神宮の横に皇学館大学はあります。

 日本でたった二つの、神道学科を持つ大学の一つです。」

 もう一つは、國學院大學。

 皇学館は、明治時代に神宮寺庁に官立の専門学校として設置され、

 戦時中に、国立神宮皇学館大学として「権威」づけられた。

「つまり、官が認める権威という点では、皇学館は國學院の上を行きました。

 しかし、逆にそれがゆえにこそ、国史、国文学の研究と連携しつつ、

 神道を学問として追究するという姿勢では、國學院に劣ることとなりました。


 日本史の研究などでは、非常に安易なものになってしまった点があったのです。

 権威が中身から出たものではなく、外から与えられたものであったからです。


 非常に古い歴史を持ちながら、明確な教典、教養を持たない神道こそ、

 学問をベースにしていなければいけないはずですが、

 そこに停滞をきたしたのです。」


「しかし、本来は神道の研究こそ真の宗教学の水準を超える深さが期待されるのでは

 ないでしょうか。」
 
「それにはまず、宗教学、儀礼を研究する人類学、伝承を研究する民俗学、

 そして哲学の部門を圧倒的に強化することです。」




○東京芸術大学

「大学の権威というものは、ある意味で医学部と芸術系学部に最も残っています。

 ともに実力の要素三割、権威の要素七割といわれますが、

 医学部の場合は、教授が執刀して、もしも患者を殺せば明瞭な「負け」が発生して

 しまうところです。」

「ところが、芸術は最後まで、あくまで権威なのです。

 音楽や商業芸術ならば、民衆に支持されねば終わりです。

 これが、ここのデザイン科が冴えないゆえんです。

 多摩美大出身の三宅一生や松任谷由実の芸術は、民衆によって支えられています。」


「しかし、民衆の懐では賄えないほど高価な芸大教授の芸術作品は、

 価値の蓄積手段の機能を社会的に持たされます。

 あるいはむしろそのために存在さえします。」

「だが、なにが本当にここで優れているのか、よく考えてみると慄然とするような気がします。」
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間違いだらけの大学選び〈疾風編〉
栗本慎一郎「間違いだらけの大学選び〈疾風編〉」

朝日新聞

1994年刊



 20年前の『週刊朝日』の連載記事・・

 各大学の偏差値がどうのこうのには興味はありませんが、

 栗本さんの慧眼・・いま読んでも素晴らしい、と思います。




○國學院大學

「文学部は落合直文、折口信夫、金田一京助らの学者を生み、

 また彼らに指導された伝統を持っています。」


「神道学は、伊勢にある元は国立の皇学館大学と双璧といわれますが、

 國學院のほうが規模も大きく、戦後の休学期間もなく、全国的に優勢です。」


「國學院大學の実力はあくまでも文学部の実力でしょう。」 





○国際基督教大学(ICU)

 いまは知りませんが、この本の出版当時までは、教授陣はクリスチャンであることが必須でした。

 そのため、
 
「語学教育はよいとしても、実質、クリスチャンのみに限るという教授の資格は、

 自由な学問という視点から見て反動的でさえあります。

 国際関係論など、そういうことでまともに研究できるのでしょうか。

 文化人類学も同様です。

 ここを若くして去った俊才は多数でも、ここから育って学界をリードする人は皆無に近いでしょう。」




○文化学院

「西村伊作と作家の中上健次の二人が新宮から生まれたことは不思議です。

 熊野が生んだ旧制度における社会最上層と下層からの二人です。

 あまりに対照的ですが、私はいま、伊作の抱えたものの展開のほうがより難しく、

 かつより重要かなと思いつつあります。」


「日本は、これ以上大学を増やすのではなく、こうした学園をこそ、

 必要なら大学にしたほうがいいし、あるいはこのまま大学の認可などない小妖精のような学園

 にしておいたほうがいいのかもしれません。」
 

橘玲「日本の国家破産に備える資産防衛マニュアル」

ダイヤモンド社

2013年刊




 冒頭にある近未来小説「日本人を待っていた浅い眠り」・・

 浅い眠り・・というより、悪い夢?!


 20xx年に、日本を襲った「大崩壊」後、

 首都圏のビルの多くは、ハイアールやサムスン、タタ等に買収される。

 多くの会社のCEOは、アメリカでMBAを取った30代の中国系アメリカ人。

 
 IMF管理になりかけた日本政府が講じた措置は、

 消費税を30%にまで引き上げ、

 年金の受給年齢を70歳に引き上げ、

 医療・介護の自己負担比率を5割とする。

 歯科治療は、保険の対象外となる。


 ハイパーインフレの中、給与はほとんど上がらず、

 失業率は上昇し続け、年間の自殺者は5万人を突破した。

 
 円安で、復活するはずの製造業は、国内の設備が老朽化しているため、
 
 東南アジアの最先端の工場には太刀打ちできなかった。


 ・・とっても、最悪のシナリオです。


 よりベターな世界を作り上げなければいけないのですが、

 この最悪のシナリオの中で直面する
 
 1.国債価格の下落(金利の上昇)

 2.円安

 3.インフレ
 
 に備えるため、個人としての備えが紹介されています。

 財政破たんに備える金融商品として、

 1.国債ベアファンド

  国債が下落すると利益を生むように商品設計された投資信託

 2.外貨預金

  米ドルが、第一の選択

 3.物価連動国債ファンド

  消費者物価指数に応じて元本が増減するように設計された投資信託


 そして、

 日本国がデフォルトを宣告・・国家破産した場合に対しては、

 4.画以外銀行の外貨預金

 5.日本国債ベアETF

  JGBS、JGBD





 ・・すでに株主優待バカ?!なので、

 米ドルと物価連動国債ファンドを買っておいて、

 あとは仕事を一生懸命する、ぐらいが現実的な選択かも、

 と思っています(>_<)
 


<目次>
第1部 序
(近未来小説・日本人を待っていた浅い眠り
最悪のなかの最善を探せ)
第2部 破(普通預金は最強の金融商品
たった3つの金融商品で「国家破産」はこわくない)
第3部 急(財政破綻時の資産運用戦略
経済的リスクを“奇跡”に変える)

橘玲「不愉快なことには理由がある」

集英社

2013年刊



「知りたくなかった? 人生の真実」・・

 
 宝くじは、「愚か者に課せられた税金」。

 日本の宝くじは、平均的な期待値は、47円と恐ろしく低い。

 サマージャンボを3000円買ったとすると、

 その瞬間に1590円が日本宝くじ協会に差し引かれる。

 一等当選の確率は、交通事故で死ぬ確率よりも低い。

 さらに、当選しても、幸せになれない。


 
 ダイエットに成功すると、仕事に失敗する。

 ダイエットや禁煙は、それそのものが困難なだけでなく、

 その力・・意志力を使うことによって、

 自己コントロール力を失って、他のことがちゃんとできなくなることになる。

 身だしなみが完璧で、一見「出来る男(女)」が、

 いざとなると全然使えない、ことはよくあること。

 自己コントロール力は、有限な資源である、ということを認識しておくこと。




ニック・ポータヴィー「幸福の計算式 結婚初年度の「幸福」の値段は2500万円! ? 」


≪もし幸福度を比べる方法があったら?

 結婚の価値は年2500万円、

 子どもをもつと不幸になる、

 宝くじに当たっても幸せになるのは2年後、

 愛する人が死んでも1年で立ち直れる

「幸せ」に値段をつければ、新しい世界が見えてくる!≫

 恋人が突然死んだら、こころの痛みは、最初の年で3800万円。

 なのに、

 独身の人が結婚した直後の喜びは、43万。

 子どもが生まれた喜びは、31万。

 ・・ちょっと衝撃で、興味が湧きます(^-^;

 


<目次>
世界の秘密はすべて解けてしまった
1 政治
(不思議なデモクラシー
有権者はバカでもいいのか? ほか)
2 経済
(グローバル市場と国民国家
日本経済の「不都合な真実」 ほか)
3 社会
(特別な日本、普通な日本
日本人の「混乱」 ほか)
4 人生
(彼と彼女の微妙な問題
日常に溢れる「魔法」 ほか)
進化論的リバタリアニズムのために


脳科学者・茂木健一郎の人生相談

第三文明社

2014年刊



(2)「生きる力」はどこから出てくるのか

≪「生きる力」をつけるためには、

 まずは、自分の置かれている状況から逃げないことが大切です。

 どんなにみっともなくても、苦しくても、欠点だらけでも、
 
 とりあえずそんな自分を受け入れる。・・


 情けない自分の中に、どんどん下りて行ったときに、

 人は、その薄暗がりのの中にかすかに輝く光を見いだすのです。≫




「ある人の価値は、何よりもその人が自分自身からどれくらい自由になっているか

 で決まる」(アルバート・アインシュタイン)




(18)経済をどう考えるか

 きちんと答えが出せるようなかたちの問いを、「良設定問題」と呼び、

 正確な答えを出すことが難しい問いを、「不良設定問題」と呼ぶ。

 「不良設定問題」が解けないのは、専門家の能力が低いからでも、

 誠意が足りていないからでもない。

 人生には、「不良設定問題」がたくさんある。

 「どこかに正しい答えがあるはずだ」とか、「自分が絶対に正しい」と信じる方が間違っている。




(20)領土問題はどう考えるべきか

 ≪領土を巡る熱狂は、「安酒の酔いに似ている」≫(村上春樹)




<目次>
まえがき、
(1)科学的知識は人生に必要か、
(2)「生きる力」はどこから出てくるのか、
(3)フクシマの原発事故は何を提起したのか、
(4)どうすれば人を愛せるか、
(5)信仰・宗教は必要か、
(6)陰で悪口を言う友人を信じていいか、
(7)人が惹かれ合う理由は何か、
(8)友だちに笑われても大好きな鳥を見てていいか、
(9)我慢の人生でよいのか、
(10)人はなぜ涙を流すのか、
(11)発達障害を脳科学ではどう考えるか、
(12)ハゲたら女性にモテないのか、
(13)「地球に優しく」という言葉の意味は何か、
(14)夕日を見ると癒されるのはなぜか、
(15)芸術家に大切なことは何か、
(16)科学者になるためにはどうすればいいのか、
(17)就職を決めるにはどうすればよいか、
(18)経済をどう考えるか、
(19)日本の教科書についてどう考えるか、
(20)領土問題はどう考えるべきか、
(21)人種差別をどのように考えるか、
(22)インターネットとは何か、
(23)「偉い人」とはどんな人か、
(24)孔子の素晴らしさとは何か、
(25)坂本龍馬の魅力とは何か、


邱永漢『密入国者の手記』・・帝国日本と台湾・南方 (コレクション 戦争×文学 18)

集英社

2012年刊



 一昨年亡くなった邱永漢さんの『密入国者の手記』・・

 邱さんの本は、これまで「お金」や商売等のものばかりだったので、

 はじめて小説を読みました。

 昭和29年に発表された作品ですが、昭和28年10月に、

 同級生であった友人・王育徳とその妻子が強制退去を求められている窮状を知り、

 徹夜で書き上げた陳情書だということ。


≪29歳の今日に至るまで、私は日本の植民地である台湾に生まれたばかりに、

 自分の運命というものをほとんどいつも人の手に握られてきました。≫


 第二次大戦後の台湾・・

≪兄も私も、日本の教育を受けた目で、台湾に対する日本の政治を見てきて
 
 「日本人」というものにたいへん反感をもっていましたが、

 戦後接収に来た国民党の軍人や官僚を見ると、自分たちの本家であると

 思っていた中国人と自分たちが、あまりにもかけ離れた存在であるのに

 驚いてしまいました。

 どうやら五十年にわたる統治によって台湾人は、中国人とはよほど違った

 存在になってしまったようです。

 そしていまは、文化程度の高い人間が文化程度の低い人間に強権で治められている

 という感じです。


 私は接収に来た兵隊がバターを石鹸と間違えて顔を洗った話や、

 水道栓を壁の中にはめこんで水が出ないといって騒いだ話などを例にひいて

 話しました。≫


 





<目次>
佐藤春夫  『奇談』
伊藤永之介 『総督府模範竹林』
真杉静枝  『南方の言葉』
周金波   『志願兵』
龍瑛宗   『若い海』
楊 逵   『増産の蔭に』
日影丈吉  『虹』
邱永漢   『密入国者の手記』
池宮城積宝 『蕃界巡査の死』
大鹿 卓  『野蛮人』
中村地平  『霧の蕃社』
坂口 れい子 『蕃婦ロポウの話』
高見 順  『諸民族』
森 三千代 『国違い』
海音寺潮五郎 『コーランポーの記』
阿部知二  『あらまんだ』
戸石泰一  『待ちつづける「兵補」』
窪田 精  『春島物語』
池澤夏樹  『ホセさんの尋ね人』
辻原 登  『枯葉の中の青い炎』
◎詩歌 金子光晴『馬拉加』『Memo』 春日井 建(短歌)  金子兜太(俳句)

栗本慎一郎「幻想としての経済」

青土社

1990年刊




『幻想としての経済』・・

≪人間の社会は、禁忌とされるものに触れることがなければ、

 ただただ沈みこんでしまう。

 おそらく、禁忌の存在の原点はそこに係わっているように見える。

 つまり、ノンセンスがあってこそ、コモンセンスが内実を与えられる

 ということに深く関係してくるのである。≫

 たとえば、死・・のしるしに接するとき、人間は個人としても共同体としても活性化する。


 消尽 ≧ 贈与 ≧ 交換

 
 交易 ≧ 商業

 交易 = 商業(利潤動機) + 公的交易(身分動機)


 消尽 ≧ 贈与 ≧ 交換 ≧ 交易 ≧ 商業

 左から右に行くほど、日常性が高まり、日常性の権化たる近代社会性も高まる。  





『実在と象徴』・・

 より普遍的なる社会、非近代、非市場社会とは何か?

≪そこでは「経済」は社会の中に埋め込まれ、儀礼や慣習と分かつべくもなく

 結びあっている。

 だがこれは、有機的に絡み合っているが、丁寧にほぐせば洗い出せるといった

 気楽な認識ではない。≫




『同性愛の経済人類学』・・

≪労働は、その意味からいって、生産のみでは完結しない。

 生産し、それを消費、破壊することによって、ようやく存在論的に円環し、

 完結するのである。≫


≪人間の共同体は、山口昌男氏のいう<周縁>、

 バタイユのいう<死のしるし>に接することによって活性化される・・≫




<目次>
経済人類学序説(幻想としての経済)
経済人類学の方法(実在と象徴―経済人類学の基礎概念
聖なるものと経済)
貨幣のエロティシズム(貨幣のエロティシズム
貨幣と人体)
制外者の幻想(同性愛の経済人類学
ポルノグラィーと魔女―性的タブーの歴史的・人類学的考察)
経済人類学は解読する(失われた千年王国とアメリカ―日米経済摩擦と文化のパラダイム
病にかかった江戸時代
市場社会への迷い道―ヨーロッパと日本はなぜ病気になったのか)
遠視のなかの経済人類学(経済人類学の世界
精神のエントロピー
可視の構造と不可視の構造―マッハとポランニー)
南部―地鳴りするアメリカ!

栗本慎一郎「南部―地鳴りするアメリカ!」

光文社

1998年刊




 アメリカ南北戦争・・当時の状況・・

 北部23州(のち、25州)、2200万人

  対
 
 南部11州、950万人



 北部と南部は、

 国富 3 対 1

 工場 4 対 1

 ・・絶対に数的に劣勢の南部が先に怒ったのは、

 北部側がアメリカの精神としては間違っているとの自信が有ったからに他ならない。


≪南軍は、どう考えても神風特攻隊より可能性が少ないくらいなのに

 絶望的に勇敢に戦い続け、死んでも倒れる場所がないというくらい撃ち殺され、

 刺し殺され、ついには将軍が一か所で、六人も戦死した。

 最後はナッシュビルの南に隣接するフランクリンの町で、

 ほとんど全滅したのである。≫



≪正義に旗印から言っても物理力から言っても、絶対に負ける要素しか

 有りえなかった南北戦争を敢えて仕掛けねばならなかった南部の怒りと悲しみと

 その背景にある幻想の強さを、我々は最大の「友人」アメリカの今日を知るため

 にも知らねばならない。

 今でも、南部のワスプはアメリカ精神を様々な意味で代表しているからである。≫




<目次>
1 南部千年王国論―火花は、いつ弾けるか
2 音楽都市のくらやみで(ニガー&パティ
プレスリーの蝋人形
南部からニューヨークへ
ブラック・ジャック)
3 火花と漂流―揺らぐ南部の地平線(アメリカン・スポーツ・ワールド
黒人のオレンジジュース
常春のフロリダ
過激的ウェールズ語連盟
美しく可憐なチアリーダーたち)
4 「明日」―地鳴りする南部から(厳しいアメリカ人の現実生活
南部で見るプラトゥーン
ナンシー・レーガンの秘密
アメリカ人の願望
ニューメディアの時代だからこそ原始的なのか?
南部からパリ、ローマへ)
南部―地鳴りするアメリカ
 博多出張にて・・

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 昨日のお昼、博多シティの今半さんで食べた

 「土用丑の日ビフテキ重」

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 ・・夜のお肉が使われていて、お得でした(^o^)/




 午後打ち合わせ後、吉塚うなぎ屋さんへ・・

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 19時過ぎで、20分待ちでした。

 うな重・・

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 鯉の洗いとうまきを一緒にいただきました。
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ローラン・ビネ「HHhH (プラハ、1942年)」(海外文学セレクション)

高橋 啓 訳

東京創元社

2013年刊




 「プラハ」つながりで手に取った本。

 本の表紙にある「HHhH」・・という不思議な文字・・

 いったい何だ・・と???


 

 冒頭、主人公が幼い頃に、父親が口にした言葉で記憶しているのは、

 「パルチザン」「チェコスロバキア」「襲撃」「粛清」

 そして、「1942年」という日付だった。


 1942年のある日、チェコスロバキア、プラハに起こった悲劇と、

 それを導いたある人物についての物語。

 賢くて体力があり、想像力に富む、野心的で冷酷無残な悪党が、

 組織のトップにいたら、普通の人は一たまりもありません。

  



 「HHhH」とは、Himmler Hirn heibt Heydrich の略。

 「ヒムラーの頭脳はハイドリヒ」を意味し、

 ナチス・ドイツの親衛隊のなかで、

 ヒムラーと冷酷無残なカップルを演じたラインハルト・ハイドリヒを指す。


 このハイドリヒ・・「金髪の野獣」とか「第三帝国でもっとも危険な男」と

 呼ばれる恐ろしい人物。


 その理由は、

 RSHA・・国家保安本部は、親衛隊保安部(SD)、ゲシュタポ、刑事警察

 を統合した組織であるが、このRSHAにおいて、

 ハイドリヒは、保安部、政治警察、刑事警察を権限を一手に引き受けたことにあります。


≪ハイドリヒには想像力があり、それが彼の仕事における長所なのだが、

 この種の陰謀は、想像力をうまく機能させようと思うなら、完全主義も必要になる。≫





PS

 1936年、チェコスロバキアの情報機関を指揮するある少佐が大佐に昇進するための

 試験の課題・・

「チェコスロバキアがドイツから攻撃を受けたという状況にある。

 ハンガリーとオーストリアも敵対している。

 フランスは動かず、1920年から21年にかけては<小協商>が締結されている。

 さて、チェコスロバキアにとって、いかなる軍事的解決策が考えられるか?」

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