塙昭彦「中国人のやる気はこうして引き出せ」

ダイヤモンド社

2012年刊



 塙さんの行動と言動、とっても熱くて感動します。

 中国人とどう付き合うか?

 ということは、他書でもいろいろ書かれていますが、

 その根本に必要なのは、「志」だということが、ズバリ指摘されています。



 日本のイトーヨーカ堂の店舗よりも、売上・収益とも優れている成都の店舗には、

 日本人は一人もおらず、すべて中国の人だけで経営されています。

 そのような組織をどのようにして作ったのか?

 その秘密が書かれています。

《イトーヨーカ堂の営業本部2万5000人をまとめる本部長から、部下のない中国室長に転じ、一から中国展開の礎を築いた塙昭彦氏(現セブン&アイHLDGS顧問)。いまや13店舗800億円のチェーンストアに育ち、中国人に任せる現地化も進んでいる。その部下育成や企業文化の底流に流れる塙氏の考え方を凝縮した1冊! 》

《“常識”にとらわれるな。やるべきことを、やればいい。酒やカラオケ、人脈に頼ることなく、中国小売業で成功した秘密とは。 》


 言葉も通じない、商慣習も違う、生活文化も違う中、

 まったくゼロから店舗を作る・・

 そのために日本から行くメンバーに求められたのは・・

 頭のいいヤツはいらない・・行動しないから。

 バカはいらない・・バカはどこに行ってもバカで、指示したことをいい加減に聞いていたり、
 
 中途半端に聞いていたりして、直らないから。

 求めていたのは、精一杯に、ひたむきに、ひたすらに、しゃにむに、愚直に、一生懸命努力する 

 大バカ者だった、といいます。

 そして、志願者のみ。


 志をもって、
 
 中国のために何ができるか?

 中国人にどう喜んでもらいたいのか?
 
 を、ひたすら考え続ける。

《異国の地で商売させてもらうのです。汗も涙も出すことが当然、先決なのです。

 それなしに、自分は何もせずに手を汚さずして、お金だけ儲けたいとは何事か?》


 そして、
 
 どんな人を中国に送り込むべきか?

 日本の事業が大事だから、エースは日本に取っておきたい。二番手クラスを送り込みたい・・

 そう考えている日本企業は多い。

 でも、これはとんでもない間違い。エースこそ送り込め、と。
 
 経営や事業がしっかりわかったエースを送りこむこと。

 人を見る目がある人材・・履歴書や面談だけでなく、顔で人を判断できるくらいの人材を

 送り込む必要がある。

 マーケットのスケールが10倍以上になることを考えると、

 いつか日本を助ける日がくるのだから。

 いまだに神戸支店長よりも下の人材をアサインしている会社もある、という指摘もあります。

 その認識相違の原因は、どこにあるか?

 それは、中国人の優秀さがわかっていないから。

 優秀な日本人を送り込まずに、優秀な中国人が来てくれるはずがない。


《ちなみに私は、中国語が堪能だという人間は採用しませんでした。

 中国語は堪能であるより、むしろできないくらいでいい。》





 イトーヨーカ堂の伊藤雅俊さんの言葉・・

「お客さまは買ってくれないもの、取引先は売ってくれないもの、銀行は貸してくれないもの」

 商売というものは、いかに厳しいことか・・中国で痛感した、といいます。




 中国人というのは、基本的にまじめで勤勉。

 中国人の目線は、「今日より明日は必ずよくなる。今は貧しくとも、明日はよい日が来る」と

 固い信念をもって、ひたむきに、行動している。 

 そんな中国人が辞めてしまうのは、お金やロイヤリティの問題ではない。

 日本人が遊んでいて、困ったときに、本社に判断を仰がなければ物事を決められない。

 そんな上司や責任者に、優秀な中国人が連いてくるわけがない。



 塙さんが心がけたのは、率先垂範・即断即決・・

《上司が本気になれなくて、どうして部下が本気になれるでしょうか。

 日本人が本気になれなくて、どうして中国人が本気になれるでしょうか。》


 上司の本気度が、部下の本気度になる。



《いずれは、すべて任せる。現地法人では社長から何から全部やってもらう。

 それが最終的な形と認識すべき》である。

 中国人自身が、目標をもって毎日毎日、頑張って、結果を出す。

 そのため、日本人は、彼らのサポーターとなり、徐々に引き揚げるべきである。

 そうすることで、中国人は自分たちの会社として頑張るようになる。

 それが同時に、日本人に最も大きな利益をもたらすことになる。




<目次>
1 中国で覚悟する―並みの努力では勝てない、とリーダーは心得よ
2 中国を理解し、学ぶ―日本人は中国がまったくわかっていない
3 中国人と付き合い、交渉する―日本人は中国人から驚くほど見られている
4 中国人を育て、教える―日本人が変わらなければ、中国人も変わらない
5 中国人を評価し、マネジメントする―成果主義でなければ、中国人は頑張れない
6 中国で結果を出す―何より、正しいことをせよ
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 武漢空港・・

 国内線は、第二ターミナルになります。

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 ラウンジが利用できないので、カフェで、マンゴーのデザートを食べました(^^♪
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完全残業ゼロのIT企業になったら何が起きたか Kindle版

米村歩・上原梓

プチ・レトル

2017年刊



 IT企業で、残業ゼロで、しかも黒字を達成!


 月200~300時間の残業が当たり前だったブラック企業は、
 
 どうやって「残業ゼロ」「ホワイト企業アワード受賞」を達成したのか?



 そもそも現在のIT業界は、多重下請のローレベルの大量のエンジニアが作業をこなすことで

成り立ってしまっている。

作業指示待ちのエンジニアの多くは、視点低く、視野狭く、新技術への取り組みもままならない。

でも、多重下請構造に入っている下請・孫請け会社は、各社とも人工毎の手数料で

儲けることができてしまうので、改善する意欲に乏しい。


 どうやれば、この負のスパイラルから抜けられるか?

 日々の激務と並行して、スキルアップの勉強をする・・これだと2割程度のメンバーしかついてこれません。

 そこで、米村さんが採ったのは、

 残業禁止命令!

 とにかく帰らせるようにした、といいます。


 その結果・・・は、

 冒頭のように、利益アップ!

 退職者激減!

 特に、女性の優秀層の定着。
 
 
 上海にきて、自社オフィスのメンバーの多くは、19時を過ぎると、

 日本人社員以外は、ほぼいなくなります。

 ただし、客先の日系企業の常駐しているメンバーのみが、顧客にあわせて20時過ぎでも

働いています。理由は、日中時間帯は、顧客との会議が中心のため、業後、自分たちの仕事を

する必要があるため。・・このあたり、日本と同じ業務スタイルが、中国にも持ち込まれてしまっています。

 ローカル企業では決して対応できない・しないため、割高な日系ベンダーに業務依頼が来ているのでしょうが、

 離職率の改善には、ここでも働き方変革を導入が求められています。



ブラック企業やめて上海で暮らしてみました (扶桑社BOOKS) Kindle版

にしかわ たく 漫画
初田 宗久 原作

2016年刊



《ブラック企業での連日のパワハラに耐えかね中国へ。たどり着いた上海での編集記者生活、昼は反日デモ、夜は親日の中国人。洪水のような爆買い注文の果てに…。崖っぷちを転がり続けるアラフォーオヤジの運命は!?そう中国は、もっとブラックだったのだ! 》

 
 上海で必死のパッチで勉強した結果、9か月で、

 中国語水準テストHSKの最高レベル6級に合格。

 そして、40歳で現地のニュース配信会社に入社!


 その顛末記・・とても楽しい。

 上海のオバサンは、「敵に回せば最悪。味方につければ最強」・・などなど


《中国には「計画は変化に追いつかない」という言葉がある。

 何かを成し遂げるにはキチンとした計画が必要だろう。

 しかし海外、特に中国で生活していると、自分の力ではどうしようもない転機に直面することが多い。

 その時には、その計画を思い切って変える勇気が必要になってくる。》
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 中国国内出張が多い人が持っておいた方がよい、と

 同僚に強くすすめられたカードは、

 デルタスカイマイルゴールドカードです。

 このカードを持つと、デルタ航空のゴールドメダリオン会員になれるので、

 スカイチームの航空会社を利用する際に、アーリーチェックインや優先搭乗、

 荷物を預けた場合、優先して出てきます。

 ただし、国内線ではラウンジは使えません。

 武漢や大連に行く際は、中国東方航空、

 広州や深圳に行く際は、中国南方航空を利用しようと思っているので、

 もともと持っていたアメックスゴールドカードを解約して、こちらを手に入れました。

 デルタ航空が、中国東方航空の大株主なので、マイルの還元率もよいようです。

 当面、デルタの方にマイル集中して貯めようと思います。

 
 ところで、

 このカードだと、デルタ航空からゴールドメダリオンの物理的なカードは届かないので、

 チェックインカウンターではスマホを提示するか、

 搭乗24時間以降、チェックインまでに、搭乗する飛行機会社のホームページから

 座席指定する際に、ゴールドメダリオンを入力する必要があります。

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 上海虹橋国際空港は、第1エアターミナルは国際線ですが、

 中国国内線は、第2エアターミナルの利用となります。

 地下鉄10号線で、第1エアターミナルの一駅先の駅で下車します。

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チェックイン後・・
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中国東方航空を利用しましたが、2時間ほどの飛行にもかかわらず、
食事があります。
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ザニガニを食べた後、光谷の周辺を散策・・

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スイカ・・
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武漢市・・市といいながら大きさは8500平方キロなので、広島県と同じ大きさ。
ここに1070万人が住んでいます。

空港から光谷までは、地下鉄がつながっていますが、
そこからソフトパークまでの約4キロはつながっていません。
もともと湿地帯という環境と、既存の工場の反対で、建設計画さえないようです。
そのため、すし詰めのバスか、それがいやなら、モバイク。
モバイク利用すると15分で着くので利用する人、多いです。

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山田清機「中国ビジネスは俺にまかせろ 上海の鉄人28号 古林恒雄」

朝日新聞出版

2011年刊



 日中国交正常化以来の歴史の生き証人といわれる華鐘コンサルタントの古林恒雄さんの歩み・・

《改革開放30年を生き抜き、中国ビジネスのすべてを知りぬいたその男、古林恒雄。古林のビジネスエピソードや言動を通して、中国人の価値観、中国ビジネスを成功させる秘訣が浮き彫りとなる。中国全土に支店を持つコンサルタント会社の代表となっている今でも顧客のために夜中まで仕事をし、上海の1Kのアパートに暮らす古林の、中国の高度経済成長を支えた、骨太で潔い行き方は、ビジネスマンの共感を呼ぶだろう。 》

 古林さん、董事長でありながら、一か月5万円の1ルームに住み、

 専用車を使わず、地下鉄かタクシーを利用し、いつもリュックサック一つ背負って移動する、

といいます。



 冒頭に中国ビジネスの前提となる象徴的な数字が紹介されています。

 日本全国に16階以上の高層ビルは約2000棟あるそうですが、

 10年ほど前の上海だけで4700棟あり、現在も続々建設中です。


 古林さんが、中国に行った当時・・
  
《国家建設-。

 高度成長を終えてしまった日本ではもう二度と味わうことのできない、

 国家を建設するという大仕事が、中国ならばできる。》

 ・・鐘紡にいたままだと、工場長か技術部長どまり、と思うと、プロジェクト終了後も

中国に残って仕事をしたいと思った、といいます。


ある中国投資アドバイザー曰く、

「中国人の仲間になれるかどうかの分かれ目は、こちらが真剣であることを相手が痛感するか

 どうかにかかっています。この人のためにやってやろうと思ってもらえば、中国人は本当に

 なんでもやってくれます。

 そのためには、真剣に、熱心に、諦めずに、こちらの真剣さを中国人に痛感させるしかありません」
 

 つまり、

《中国で本腰を据えてビジネスをやろうと思ったら、この濃密な人間関係の渦の中に飛び込んで

 しまう以外にない。それが苦手な人間、不快な人間に、中国は門戸を開いてはくれない。》


上海ストッキングの総経理だった勝間清次さん曰く、

「中国人はエゴで連帯意識が薄いとする見方は間違いです。

 すぐ転職するというのも、経営者の管理のまずさを棚上げした偏見です。

 従業員が誇れる会社にする、誇りを持てる職場を作る。

 これは経営者の責任であり、大きなポイントだと思っています」


古林さん曰く、

「中国人も日本人と同じく、目的意識と動機付けがはっきりすればよく働くし、

 力を発揮する。

 従来の国営工場システムでは発揮しようがなかったであろうが、合弁会社に入社すると、

 会社の業績が即自分たちの給与に反映されるので、骨身を惜しまずよく働く。

 会社との一体感、会社に対するモラール、忠誠心は大変高いものがある。・・」


《はっきり言って、日本人の中国観は10年遅れています。

 20年、30年前なら通用した意識が、いまではまったく通用しない。》

《・・中国で売れるモノをつくるには、中国人の意見を聞き、中国人に働いてもらうことが不可欠です。

 それにはやはり、合弁という形態が一番適しているのです》



《中国の話になると、日本人はリスクだけに目が行ってしまって、

 長期的な視点に立って考えることができない。
  
 やめとけ何をアホなと、こういうことになってしまうのです》



《中国は、割と人々が自由というか、悪く言えば、大雑把でいい加減。

 中国人は、とても天真爛漫に仕事をしているのです。

 この仲間に入ってしまうとね、非常に仕事がやりやすいんですよ》


《大切なのは、ガバナンスを利かせながら、中国人が伸び伸びと仕事ができる環境をつくって

 あげることです。
 
 そうすれば、事業は成功する。

 日本側はリターンが得られればいいわけで、主導権を取り、日本的なやり方を押しつけることに

 意味はありません。》




<目次>
序章 上海の鉄人28号
第1章 仲間以外はすべて敵
第2章 中国のためになることをやれ
第3章 日本では働かない人間が金をもらい過ぎる
第4章 「夢」の企業をつくる
第5章 トップと話をつけろ
第6章 正面突破のコンサルティング
第7章 チャイナ・リスク
終章 徹頭徹尾、無私無欲
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 武漢名物といえば、ザリガニ・・

 光谷には、ずらっとザリガニ料理の店が並んでいました。

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 店の前で、ザリガニを洗っていました。

 ・・直球勝負のアメリカザリガニでした!!!

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 連れて行っていただいのは、靓靓蒸虾でしたが、

 ここは大人気店でした。
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ザリガニの子ども・・
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いよいよザリガニ・・
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 今週初めて、武漢に出張。

 これから月2回のペースなので、年内13回ほど行くことになります。

 11時に武漢空港につき、タクシーで光谷方面のソフトパークへ移動する。
  
 12時ちょうどにオフィスに到着する。

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 オフィスビルの目の前にある餃子屋さんで食事、

 ここは水餃子だけでなく、焼餃子もあるので、日本人には人気なんだとか。

 ・・中国の人の焼き餃子を食べないのか、聞いてみる。

 食べるけれど、水餃子を楽しんだ翌日に余った水餃子を焼いて食べる、といいます。

 つまり、焼き餃子は余りものでした???
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 隣のお店から、熱乾麺(ねつかんめん)を買ってきてもらいました。
(別のお店のものを食べてもOKなので、おおらかですね~)
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 小さいもので、4元。安くて美味しい(^^♪

  
 日本の王将で、ラーメン&チャーハン&餃子セットを食べることが多いのですが、

 これも中国の人にとってはあり得ない組み合わせです。

 全部ご飯で、おかずがないから。

 ・・なんて、些細なことも、まだまだ知らないのでした。

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