今日は、調布にある電気通信大学へ・・
お目当ては、学園祭である調布祭Leapが開かれているのに合わせて、
今年で退官になる酒井邦秀先生の講演会・・ラスト・レクチャーでした。
最近は、英語多聴も薦められているので、英語多読とともに、
そのあたりの話も伺えるかなあ、と期待していました。
場所は、電気通信大学の総合研究棟3階301号室・・
校門前の学生さんに、総合研究棟の場所を尋ねると、しばし沈黙・・し、
他の学生さんに聞いて教えてもらいました?!
12時半過ぎについたのですが、講演は1時半ということなので、
学園祭の定番の屋台を物色・・強く声をかけられた広島風お好み焼きと、
ポテト串を食べました。
講演に先立って、読み聞かせを聴いた後、いよいよ酒井先生のお話し・・
午前にも講演があり、そちらでは「やさしい言葉が大事だ」という
英語多読の話が中心だったようですが、
午後はその続きとして、「音が大切だ」という英語多聴の話題でした。
言語の世界において、文字は氷山の一角、音が氷山そのものを占めるのではないか、
という仮説を考えられている、とのこと。
意味がわからずにシャドーイングをしていても、いつの間にか意味につながっている。
入試英語の論説文のようなもにさえ、その文章にはメロディーが流れている。
言語に大切なのは、メロディーとリズムであり、1つ1つの音ではない。
しかし、私たち日本人は、学校教育のおかげで、
英語を聴いても、日本語英語・カタカナ英語に変換して聴いてしまう。
この日本語英語・カタカナ英語をアンラーニングするためには、
20時間くらいシャドーイングをすること。劇薬シャドーイングの方法としては、
それを英語ではなく、スワヒリ語やウルドゥー語を聴いてやってみること。
そうすれば、本当の英語の音が聴こえるようになる。
でも、シャドーイングはつらい、面白くない・・と思う人は、
聴き読みシャドーイングでも良い。
20時間やってみれば、英語の子音の耳障りな悪い音・・空気の破裂音が
わかるようになり始める。
質疑応答を含めて、1時半から3時15分まで、爆笑の講演会でした。
酒井先生の提唱する英語多読は、6年ほど前から初めたものの、
中断を繰り返してながら、昨年末で400万語。今年は春先にペーパーバックを
数冊読んだきりなので、まだ30万語ほどで挫折・・いえ、再び中断中。
今年は、いったんの目標の500冊も読了したので、年末にかけて英語多読を
再開してみようかな、と気持ちを新たにするのでした。
調布の商店街・・ここは鬼太郎の生まれた街でした。
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